こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。しばらくの間不定期に更新します(プロモーションを含みます)。
副業を続けているうちに、
「これって事業としてもっと育てられるのでは?」
「本業を退職したら法人化した方が有利なのでは?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、副業からステップアップする形でマイクロ法人(小さな会社)を設立するメリットは、老後のライフプランの面でも非常に大きいのです。
この記事では、FPの視点から「副業→スモールビジネス→マイクロ法人」への流れと、
そのメリット・注意点をわかりやすくご紹介します。
マイクロ法人とは?簡単に言うと「一人会社」
- 社長=自分
- 従業員=いない or 配偶者のみ
- 収入=副業や小規模ビジネスから発生
- 年商1000万円未満が一般的
マイクロ法人とは、文字どおり小規模な法人のことで、いわば「自分のための会社」です。
たとえば、
- ブログやライティング
- FP相談・講座
- デジタル商品販売
- 講演や執筆活動
などの収入がある人は、法人化を検討する価値があります。
FPが考える、マイクロ法人のメリット
① 節税効果が高い
法人化することで、所得の分散や経費計上の幅が広がります。
個人事業主 | マイクロ法人 |
利益=課税所得(税率高くなる) | 給与、経費で利益を圧縮できる |
国保が高くなる | 社会保険に加入が出来、保険料を調整可能 |
青色申告特別控除65万円 | 社会保険+節税で実質的な手取り増も可能 |
※ただし、税理士との連携や法人設立コストがかかるため一定の売上規模が必要です。
② 老後の資産形成に柔軟性が生まれる
役員報酬をコントロールしながら、老後の収入設計を調整できます。
- 退職金制度を自分で設計できる
- 法人名義で資産管理・運用ができる
- 副業収入が一定額を超えるなら、法人化した方が社会保険料負担が軽減することも
③ 信用力が上がり、新しい展開につながる
- 法人口座が作れる
- 契約時の信頼度アップ
- 補助金・助成金の対象になるケースも
自営業や副業では難しい業務でも、「法人」だと話が進みやすくなることがあります。
こんな人はマイクロ法人を検討してみて
✅ 年間売上が300万円以上になってきた
✅ 経費が増えて所得が上がりすぎている
✅ 年金繰下げや節税とあわせてライフプランを考えたい
✅ 老後に“半分趣味・半分ビジネス”として収入を持ちたい
マイクロ法人を始めるステップ(簡略版)
- 自分の事業の方向性・規模を明確に
- 法人設立を専門家(司法書士・税理士)と相談
- 設立後、社会保険・会計などの体制を整備
- 役員報酬を設計し、事業収入を会社に集約
注意点・デメリットも押さえておこう
- 設立・維持に費用がかかる(登録免許税・法人住民税)
- 会計処理の知識や税理士の協力が必要
- 売上が少ない場合はかえって割高になることも
👉 「法人化=正解」ではなく、自分の状況に合っているかがカギです。
まとめ|副業を「老後資金の戦略」にする一歩
副業を続ける中で、「事業としてもっと伸ばせる」と感じたなら、
マイクロ法人という選択肢は、非常に有効な“老後戦略”になります。
- 副業の収入をきちんと管理したい
- 老後の年金以外の柱を作りたい
- 節税や資産形成も視野に入れたい
そんな方は、一度マイクロ法人について調べてみる価値があります。
✅ 『監督の部屋』では、FPの視点から副業・法人化・老後資金設計に関するご相談も受け付けています。
ご自身に合ったスタイルを、一緒に考えてみませんか?
それでは、より良いマネーライフを。
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