こんにちは。監督です。
FP2級の知識をベースにお金のことを解説しています。
為替相場がざわついているようです。2022年9月7日で 一時1ドルが143円まで下落したとニュースで報道されていました。これによって輸入価格の上昇でエネルギーや多くの物の価格が上がっています。
少し紐解いてみましょう。
為替は2国間の通貨の指標です。その国の経済状況や金融政策など多くの要素によって決まっていきます。今回の円安の主な原因は金利だと報道では伝わっています。では金利差が生まれているのか。
原因は過去を見ると見えてきます
話は少し前に戻りましょう。今から約3年前の2019年12月に中国で発見されたコロナウィルスが世界に広がりパンデミックを起こしました。この年の10月に日本は消費税を10%に引き上げました。肌感覚では、消費税を引き上げなければ今の経済状況はかなり変わっていたと思います。しかし、政府は数度の延期の後に消費税を上げ、日本経済は成長にブレーキがかかり経済は悪化していきました。それから、コロナウィルスが蔓延して経済が失速していきます。この3年間の日本政府の対応は飲食店を中心に給付金を支給、雇用を維持するために 1日あたりの補助を増額、劣後ローンを含む融資などです。7回の波が日本を襲いそのたびに医療現場は逼迫していると報道されています。今も感染が確認されると10日間の隔離、濃厚接触者の7日間の隔離が行われています。世界は全数把握をやめて、マスク自体も外では外す様になっています。
日本だけ取り残されています
そして、多くお国は経済の復活と物価の上昇が起きています。日本はいまだに消費税以前には戻っていません。
話は戻って、為替の件ですが、これは基本的には経済現象だと思っています。何かというと2国間の経済の関係を示したです。経済格差が為替に影響を与えます。アメリカはコロナ後経済成長をし、他の要因もありながらも物価も上昇しています。ヨーロッパもウクライナ侵攻前なら経済は良くなっています。
先進国の中で日本だけが経済が良くなっていないのです。経済が良くない通貨は買わないので良い通貨を買うようになります。そして、経済が良い国の金利は上がっていきます。日本の円は売られ、ドルを買う人多くなります。自然な現象だと思います。そして、この状況が続けば為替は 1ドル150円になってもおかしくないと思います。それほど、日本の景気はよくないです。仕事柄、様々な地域に伺いますがどこも景気は良いとは感じません。
ここに、為替の格差が生じていると感じます。
結局、自分でなんとかしないといけません
嘆いても仕方ないので対策は必要です。自分の収入から10%を貯蓄に回して残りでやりくりします。固定費を減らしていけばある程度は対応が可能だと思います。ただ、これから本格的に物価の上昇が起きます。その時のための蓄えなので取り崩しながら、収入が増えることを考えて準備しましょう。慌てると良い結果は出ないのでしっかり準備してからで良いと思います。本業も転職も副業もそれぞれ出来ることしていきましょう。できればスキルアップができる副業はチャレンジしても良いと思います。
ニュースや報道を見ると不安に感じることが多いと思いますが、内容をしっかり把握すれば不安は解消されて進むべき道が決められると思います。
それでは、また明日。
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