こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。
日本の賃金は低いのか
サラリーマンの平均給与は、461万円(男性567万円、女性280万円)と出ています。この平均給与は、労働人口の変化によって下がっています。男性の収入が減っていく事と女性の割合が増えているため、全体の平均給与が下がっています。問題は可処分所得が下がっている点です。
全体の姿よりも自分がどうか
実は、賃金の問題は、実際に生活ができる収入があるか、ないか。収入があっても自分が想像している生活が出来るのか。その働き方は、どうなのか。実は、平均給与よりもここが問題なのです。可処分所得が200万円でも満足度が高い生活をしている人と1000万円の可処分所得があっても満足度が低い人もいます。
その理由は『欲』
なぜ収入が高いのに満足度が低いのか。全ての人には『欲』があります。その欲に、優先順位をつけないで欲望のままに消費をすればお金はいくらあっても足りません。収入よりも支出が多ければお金がいくらあっても足りません。問題は、カード払いで支払いをリボ払いしている人です。これは一回払いなら払わない金利を払うようになります。金利は15%前後になっています。2万円の買い物で毎月の支払いを1,000円にすると支払いが終わるまでに2年間かかり総支払額が23,137円になります。3,137の金利がかかります。毎月足りない分をカードで払いリボ払いをしていると返済は永遠と続きます。
似たようなことが
TVなどで放送されている夜の仕事のかたで、女性がホストに入れ込んでいて、風俗で働いてホストで使うお金よりも服や化粧品などを買ってその金額を稼ぐような働き方をしている人が紹介されています。月の収入が上下するため、足らないときはリボ払いにしています。この現象は、風俗だけでなく一般の人にも当てはまります。予算を考えないで消費をしていると足りなくなることが起きます。そして、返済を先延ばししていきます。ここで、大事なことは収支のコントロールをしていると一次の収支が崩れても修正が出来ます。生活防衛資金を作って足りない分はそこから捻出します。そして、使った分は年内に金額が合うように調整します。ここで不思議に思うことがありますね。日々のお金で苦労いているのに、貯金を使ったら補填することは出来ないのではないか。確かにそうですね。同じ生活をしていれば変わりません。変化をしたいなら、自分の支出か収入を変える必要があります。収入を変えるのは、大変なので、支出を見直せれば生活が変化していきます。
海外と比較をしても意味がない
ニューヨークのお寿司屋さんの収入が3,000万円だとかオーストラリアの収入が高いなど比較をされます。この事にはあまり意味がありません。問題は、自分が考えていた収入と実際の収入があっているかです。最初にもらう収入から実際の生活とギャップがでてきます。そのギャップを埋めるようにスキルや仕事を考えていきます。なぜ、新入社員の良い一定数が、転職を考えるのか。
その理由の一部は、ここになると思います。実際に仕事と収入があっているのか。働いた感じから将来を見たり、先輩の仕事を見ながら自分の将来を想像します。会社の上司や経営者も実際見た感じでは印象が変わります。そのことで、修正する若者が多くなるのは当たり前です。中高年とは前提が違います。終身雇用で年功序列を前提として会社の仕事ができている企業と、スキルや実績で収入が決まるなら考え方は変わり、行動も変わります。企業側ももし変えるなら、そのことを規則などで修正をする必要があります。早期退職を募集する大企業が多い理由はここにあります。古い社員がいるよりも若い社員がいる方が企業として伸びる可能性が高くなります。そのため、50代前後の社員に一時金を払っても企業側は良いと考えています。社員側は自分にとって有利か不利かを選択していきます。経営者も同じことが起きます。経営者は会社の実績が悪ければ責任を取るのでしょうか。そうではありません。不祥事が起きれば会社に入れないので去っていきます。
一つの解
社員は、自分の収入と実績などを考えてレベルアップしたいのか現状維持なのか。考えます。ですが、会社にいても冷遇されるならフリーランスになることも選択肢です。自分にそのスキルがあればフリーランスで生活することも出来ます。ここでも先ほどの支出と収入が関係します。このバランスをうまく調整できればフリーになっても生活が出来る可能性が高くなります。最大の利点は、人間関係の解消と時間を効率よく使うことが出来ます。サラリーマンなら朝から夕方まで会社の仕事をしていますが、フリーランスになれば、時間の使い方は自分次第です。
結論
給与が高いか低いかを議論するよりも自分にとっていくら必要なのか。その金額を見極めることが大事になります。他人や他国と比較をしても意味はありません。
それでは、また明日。
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