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アメリカの景気原則の懸念が原因
ここ数日の急激な円高や世界的な株安で投資を始めた方も混乱されている方も多いと思います。我々が投資をしている理由の多くは長期投資で短期投資ではありません。ここが大事なポイントで短期投資をされている方は、株価の乱高下で大きな損失を出している方もいますが、長期投資は関係がありません。最低でも15年以上の投資期間が必要なのでコツコツ投資をしていく事が長期投資の前提になります。目先を見る事ではなく、先を見て投資をするのが長期投資です。
アメリカの景気原則が原因だと言われています。総合的な事なので実際は分かりませんが、一つ言えることは過度な上昇は、どこかで修正されるという事です。実体経済と乖離したものは修正されます。「神の見えざる手」とでも言える現象です。万物に通じますが、実力以上の事が起きればその反動が起きます。スポーツでも経済でも同じです。ギグワーカーの賃金がアメリカでも賃金が上昇していましたが、行き過ぎになれば修正はされています。
参考になるのは、GPIFです。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は年金機構が運用している年金基金で国内株式、外国株式、国内債券、外国債券を25%ずつで運用しています。
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2日、2024年4~6月期の運用成績が8兆9732億円のプラスだったと発表した。円安・ドル高の進行で外貨資産の円ベースの評価額が上昇したほか、内外の株高が貢献した。四半期ベースの収益額は3四半期連続のプラスとなった。
4~6月期の収益率は3.65%だった。資産別の損益額は外国株式が6兆658億円、外国債券が3兆3035億円のプラス。国内株式も1兆925億円のプラスだった。日銀の追加利上げへの警戒から金利が上昇(債券価格は下落)し、国内債券は1兆4886億円のマイナスとなった。
7月以降は世界的な株安と円高進行が逆風となっている。GPIFの運用方針や6月末の資産額を基に単純計算すると、7月の運用成績は6兆円程度のマイナスとなったもようだ。(以下略)(日本経済新聞2024年8月3日朝刊より)
7月〜9月の実績は3か月後に発表されます。2001年から運用を開始して収益率は4.47%です。この間にリーマンショックや東日本大震災など日本経済に大きな影響を与えている事が起きています。長期運用と運用額が大きい為、このようなポートフォリをで運用しています。今回の事で落胆をするよりも長期投資とは何かをもう一度確認をして、資産形成をしていけば問題はありません。自分の判断を信じていきましょう。
GPIFのウェブサイトを貼っておきます。参考にしてください。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)ウェブサイト
長期投資でしてはいけないこと
『運用期間内で資産を売却する事』です。長期投資で資産を作っていくために途中で運用を辞めては意味がありません。ですが、実際に自分の資産が目減りしていく事は耐えられないと思います。その時は、違うことをします。自分で稼ぐことです。副業などにチャレンジをしていくことは大事になります。稼ぐ力をこの時に養っていきます。そうすれば資産を増やしていく事にプラスになっていきます。
長期投資は時間がかかる運用方法です。特に、S&P500やオルカンなどのアメリカ市場を中心とした投資は為替とアメリカの景気の影響を大きく受けます。ですが、世界で見て今のところアメリカ経済は世界で1番の経済規模です。
投資の方法を理解して、資産を作っていきましょう。
今日のおすすめの本は『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』(中桐啓貴著)です。長期投資が再現性高い投資方法ですが、多くの人が継続できない理由が出ています。投資初心者は、参考になる内容です。
それでは、また明日。
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