金融大国でも同じことが起きる

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

2008年の出来事

サブプライムローンの問題からリーマンショックが起きる原因になったが、不動産を購入する人の多くが返済が出来なくなって破綻していくが、不動産価格が下がらないという『神話』が存在していました。この『神話』は、日本にも存在して1992年のバブル崩壊まで当たり前に言われていました。同じことがアメリカで起きました。それが『サブプライムローン』です。全額ローンを組んで、返済が出来なければ売却して利益を出して、次の不動産を購入します。この方法は、中国でも同じ事が起きています。中国の恒大集団を初めとする不動産会社も同じことをしています。売却した不動産を購入して高く販売していくことで利益を出しています。これは、不動産価格が右肩上がりであることが前提となっています。

相場商品に絶対はない

株式投資などの相場商品を扱っている人は、このことはよく理解しています。先ほどの不動産もそうですが、「右肩上がりになることは絶対ありません」。このことを理解している人は、右肩上がりで利益が出る投資方法を避けていきます。利回りが出るものを選択します。売却益で利益が出る投資方法は投資上級者がする方法です。初心者は投資信託をして相場が上がり下がりしながら、資産が増えていく様子を確認出来ます。投資信託でも元本割れは起きる可能性はあります。ただ、先ほどの売却益で利益を出していく方法と投資信託では、投資信託の方がかなりリスクが小さくなります。それは、投資信託は多くの銘柄で構成されている事と、優秀な投資信託は定期的に銘柄の入れ替えをしています。銘柄の入れ替えは大事な作業ですが、数千もある銘柄から優秀なものを選ぶことは大変な作業です。

不動産への考え方

不動産は賃貸をしていれば、家賃収入が入ります。これが収入の柱になります。ただ、家賃を安定的に入ってくるには借主が必要になります。そして見落としがちなのは支出です。定期的な修善や改修などです。この費用を考えないで不動産投資をしていると大きな損失が発生します。自分の住宅の場合は変わります。持ち家の場合、家族構成によって家の劣化が起きます。家の劣化の多くは、住宅設備に現れます。家電品は10年前後、住宅設備も同じようになりますが、お子さんが小さいときは壁紙なども汚れていきます。ある時期から綺麗に掃除ができるものに仕様が変わっています。

不動産の大事な事実

住宅を購入売るときは、住宅ローンを組みます。期間は35年に渡ります。これは住宅ローンの金利を長期間負担し、労働環境を含めて同じ状態が続くことが前提になっています。当然、収入も上がっていくことが前提になっています。30歳で購入した不動産が65歳になるまで支払いをしていきます。監督も10年以上前に家を建てましたが、10年前なら低金利が想像できました。理由は、政府の政策で金利を上がることはできませんでした。金利が低いから借りる判断ではなくこの金利状況が最低10年は続くという判断をして住宅を購入しています。ですが、残りの25年の金利状況は分かりません。そのリスクを理解した上で住宅を購入する必要があります。ただ、住宅を保有する最大のメリットは住宅が老後の生活のベースになります。賃貸で居住するよりも持ち家なら家がなくなる不安が軽減されます。ただ、ここにもお金に関して知識が必要になります。住宅の保有でも先ほどの住宅設備の劣化と住宅自体の劣化、そして税金です。固定資産税が必ず請求されます。住宅を保有するには、多くのお金が必要になります。それは、現役時代は安定した収入がありますが、老後は年金からの収入が大きな柱になります。そして、補助的な収入として資産からの配当を作る必要があります。

世界で起きている事に興味を持つ

不動産が起因してバブル経済になることは数回起きています。その経験でも防ぐことは難しいのです。それは、値上がりをしているときは利益が発生しやすくなります。この理屈を知っていればその期間だけ、利益を上げて頃合いを見て市場から逃げていきます。ですが、多くの人はこの状況を知るのは、価格が暴落した後です。

今日のアメリカの記事

アメリカでマンション建設が一時期多くなり、分譲が増えていきました。マンションは賃貸が中心だったが、分譲になり投資マネーが流入して破綻したマンションが増えています。この記事が多くの分譲マンションで起きているかは定かではありませんが、サブプライムローンと同じような事がアメリカで起きていることは気にした方が良いです。バブルが破綻すれば、世界経済は混乱していきます。これは、過去のニュースを見ていくと分かります。ごく最近のニュースから教訓を得ることが出来ます。

今日のおすすめの本は、『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』(橘玲著)です。若い時に読んだ方がいいですが、年齢を重ねても大事な考え方です。実践できるかは、本人次第ですがお黄金の羽を誰でも拾うチャンスはあります。

それでは、また明日。

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