年金制度をもっと知ろう

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

年金制度は破綻するか

年金制度は破綻することはありません。ただし、支給される金額が減っていく可能性はあります。このことを『破綻する』と指摘している方が多いのです。残酷な事実としては、『国民年金』だけでは生活をするのは大変です。

会社員や教師が加入している厚生年金

国民年金に追加して、支給される年金です。所謂、二階建て部分と呼ばれるものです。今の80歳前後の人で厚生年金を受給されている人は、金額が多い傾向があります。今現在は、普通のサラリーマン世帯(専業主婦)で月に22万円ほどになります。この金額では、生活ができない家庭は多くあります。

年金額を増やす方法

①国民年金

480ヶ月年金を払えば満額支給されます。

②厚生年金

どうすれば年金額が上がるか。それは、年収が上げることと働いている時間を伸ばすことが大事になります。

③企業年金(DC)やiDeCoを活用

厚生年金以外に年金として活用できる制度です。ただ、この年金は他の年金と違います。60歳まで取り崩すことは出来ません。そして、国民年金と厚生年金は本人が亡くなるまで支給されます。ですが、この企業年金は払われる期間が決まっています。運用で出来た年金を一括や分割にして払われます。例えば、1200万円の金額が出来れば。10年間で毎月払うようにするとこのようになります。1200万円を10年で割ると1年あたり120万円になります。1ヶ月が10万円になります。65歳から受け取って75歳で支払いは終わります。

生涯受け取れる年金は

国民年金と厚生年金は生涯受け取る事が出来ます。老後の年金対策は、この年金がベースになります。先ほどの夫婦で22万円の支給になると、月の平均支出が27万円になるので5万円足りなくなります。そのため、補填をするために2,000万円問題が騒がれたのです。

もう一つの対策

株式投資や不動産投資で不労所得を作ることです。定期的な収入があれば生活に安定をもたらします。監督が勧めるのはNISA口座で投資信託を購入し長期投資をします。期間は最低15年からです。投資する金額は生活に支障がない程度ですが、年収の10%を目指します。全てを投資に当てる必要はありませんが、生活費と投資に分けて資産を増やしていきます。仮に月に5万円で期待リターンが5%で期間が20年間なら2,029万円になります。元金は1,200万円です。最初は大変ですが、家計を見直して5万円を捻出できれば20年後には2,000万円前後の資産を持つことが可能です。

もし、2,000万円を4%で取り崩すと年間80万円が入ります。月に約66000円になります。この66,000円は先ほどの5万円よりも多くなります。そして、98%の確率でこの資産は減ることがありません。逆に資産が増える事もあります。

自分の年金を確認して、何が足りないのか確認する必要はあります。そして、今の生活を見直す好機になります。この時に収支のコントロールができれば老後の生活も安泰になります。老後破産の多くは自分の年金額を知らない事と現役時代に備えをしていない為、少ししかない退職金を使ってしまい老後破産を招いています。この時の退職金が2,000万円前後なら、老後の生活の助けになりますが、大きな柱にするには少ないのです。

あまり気にしない金額は1億円以上です。1億円あれば先ほどの4%で取り崩すと年間400万円になります。この金額になればよほど使わない限り減る事はありません。当然収支のコントロールが出来ている事が前提になります。支出を管理できない人は黄金から嫌われます。そうならないようにお金と仲良くしましょう。

今日の本は『知らないと損をする 年金の真実(2022年新年金制度対応)』(大江秀樹著)です。年金について詳しく紹介しています。年金制度は破綻をする事ないことや新しい制度の変更など紹介されています。

それでは、また明日。

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