こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報と経済ニュースを発信しています。毎日朝7時に更新しています。
多くの人は高校や大学を出てから疑問もあまり感じず就職をし会社から給料をもらう生活が安定だと思っています。ここ数年の間に、FIREという言葉が出始め、最近では市民権を得た感じがします。最初に紹介したように自分の周りの人の多くは、同じ生き方をしています。コロナで時間が出来たため自分の老後のことや年収や手取りの関係を調べるとこのまま定年まで勤めても老後は安泰になりにくいと感じました。
老後は安泰の幻想
第二次ベビーブームの監督世代は、これから定年になり老後の生活が始まります。2000万円問題が出てから多くの人は自分の年金に関心を持ちました。報道の仕方もありますが、間違ったメッセージを発しています。2000万円がないと老後の生活は破綻すると。年金制度はすでにオワコンなので加入しても意味がないと。このようなことを多くのメディアが発信しました。そして、多くの若者が年金に加入しない人がで始めました。全ての国民が加入する国民年金は20歳から60歳まで支払いをします。約800万円ほど支払いをします。65歳から年金の受給が始まります。年間で78万円受給できるので、10年ちょっとで元は取れます。日本人男性の平均寿命が82歳ですから平均寿命まで生きれば十分年金は受給できます。そして、この仕組みを自分で作ると大変になります。月に65000前後をなくなるまで受給できるようにするには、投資信託で元本2000万円で配当利回り4%(税引き後)であれば、80万円になります。違いは年金は、投資信託ほどリスクが高くないことと、自己資金で2000万円を用意する必要があります。先ほどの年金は800万ほどで良いのです。国の制度なので、受給額が変わる可能性がありますが、もし、多くの人が心配している年金制度の廃止は最低でも10年以上かかります。
年金の現状
ここで、再度年金の現状を確認しましょう。
①全ての国民が加入している国民年金 年額約78万円
②サラリーマンが加入している厚生年金 生涯年収によって変わりますが年間70万から80万円ほどになります。
③配偶者は扶養家族なら国民年金が受給出来ます。これは、旦那さんがサラリーマンで厚生年金に加入している人は国民年金に加入しています(第3号被保険者)。
①〜③を合計すると年間で210万円ほどになります。月に20万円弱になります。この金額で生活が出来るかが老後のお金の問題です。65歳からの受給なら、月に20万円ですが、繰り下げ受給すれば70歳になると1.4倍で28万円になります。この金額なら生活ができる可能性が増えます。
他の収入を作る
収入に不安があれば、収入を増やすようにしていきます。
①株式投資:株式投資は多くの手法がありますが、おすすめは投資信託です。長期投資には、向いています。期間は最低15年以上なら複利の効果も期待出来ます。
②副業:本業以外で仕事をしましょう。この仕事は自分が興味があるものが良いです。
仕事について
本題の仕事についてですが、先ほどの1993年以降に卒業している人は就職には苦労しています。社会はそれまでと変わっていき、会社は社員を守る余地もなくなり、社員も会社が守ってくれないと思っています。ですが、日本の法律は会社員などの労働者には非常に手厚くなっています。簡単に会社を辞めさせる事は出来ません。もし、会社都合で退職したなら社会保障で休業手当が出ます。支給されるまでの日数が7日です。これが、もし自己都合なら早くても2ヶ月長いと半年になります。
仕事に対する考え方も変わりました。昔は仕事が全てというか人生の多くが仕事の人が多かったですが、今は自分の時間を大切にしている人が多いです。これは、仕事と自分の時間を分けている人が増えた結果です。中高年になると仕事とプライベートの境が無くなります。この時の仕事は本業か副業かは関係ないと思います。仕事が大事ではなく、生きていくためのコミュニティーとして、仕事が大事になります。ですから、仕事が好きでないと長く続かなくなります。そして、仕事は生きて行くための仕事ではなく楽しむための仕事です。この仕事を老後になり前に作る事です。これはリスクヘッジもありますが、幸せな老後迎えるための一つの方法です。今勤めている会社が定年になりまで同じような収入と退職金を準備できるかは定年になってからしか分かりません。最悪定年の前の年に会社の体制が変われば退職金はなくなる可能性があります。その時に自分で稼ぎ方法があれば、不幸にも退職金がなくなっても生活できる可能性があります。
仕事があると幸せになる
仕事は稼ぐことも大事ですが、稼ぐ前にその会社の利益になることをすることが大事になります。そうすれば、自然と利益が発生します。工夫が必要ですが、大事なことはやり続けることです。他人のためになることをすれば、喜んでいただけます。喜んでいただけることが仕事に繋がります。自分の利益だけを考えている人は、損をしていきます。それは目に見えるものもあれば見えないものもあります。中高年になれば人のためになる仕事をしていく必要があります。これが、仕事と幸せの関係です。人のために仕事をすれば多くの人が幸せになり、自分も満たされていきます。
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