こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。
株式相場も金相場も
相場商品と呼ばれるものは共通している事があります。それは、相場は誰にもわからないと言うことです。相場商品は有名なものからあまり知られていない物まで多く存在します。それぞれの専門家が必ず存在します。株式市場で言えばデイトレーダーがその代表でしょうか。専門分野の個別株の相場を予想して売り買いをして売却益で利益を上げることが目的です。自分が予想した相場が当たらないと損が発生します。
似ているが違う考え方
相場を予想して当てることはほぼ不可能です。ですが、流れを読むことは出来ます。簡単な例ですが、今の日経平均株価はバブル期の最高値を更新しようとしています。日本の株は上げ横行に向いていると感じている人は多いと思います。傾向はわかります。ただ、その傾向とA者の株価の動向が同じになる保証はありません。ここが相場商品の相場を読むことの難しさです。株式投資でこのような事が起きているので1980年代に『投資信託』という商品が発明されました。
なぜ、投資信託か?
投資信託はある指数に連動する事を目的として値動きが出来るようにしています。代表的な投資信託はeMaxis slim S&P500が三菱アセットマネジメントから発売していますが、SBI証券や楽天証券などのネット証券でも購入が出来ます。この投資信託はS&P500に連動するように値動きします。そして、多くのプロの成績よりも投資信託の方が良いと言うことが実証されています。このS&P500に良い所は多くの企業に投資ができる事です。そして、長期投資に向いています。15年以上の投資をしているとリターンは7%を超える成績を出すことが可能です。プロが投資をするよりも一度購入するルールを決めればあとは毎月同じように投資をするだけです。
これは、相場を当てることが意味がないことを示しています。指数に連動するので相場を当てることはしません。その代わりに株式市場の持っている特性を上手く利用しています。それは、S&P500に取り上げている企業はアメリカの企業で成績が悪いと定期的に入れ替えをします。この入れ替えは企業実績が基本です。経団連の会員だから選ばれると言うことはありません。そして、アメリカの企業は株主に対して成績が良くなるように業績が良くなることをします。アメリカはイノベーションが起きる土壌があるため古い企業が上位に残ることは少ないことも経済が拡大する要因になっています。ここになぜ日本の投資信託が人気がないか理由があります。30年以上の間、日本の経済が低迷しています。その理由の多くはイノベーションが少ないからです。EC企業は増えたり、IT企業もありますが、今でもトップ企業はトヨタです。利益が4兆円を超していますが。このような企業はトヨタだけです。今は、半導体メーカーが勢いがありますがその次の業界が出てくる様子がないのが日本の経済の弱さです。そして、半導体メーカーの多くは外国企業が主導しています。
投資の初心者は相場を当てることよりも流れを読む事が大事。そして、毎日発信される多くの経済ニュースや政府の動向、税金に関する情報などに目を向ける必要があります。毎日情報がアップデートしてくと、資産形成に何が必要か理解が出来ます。そして、相場を当てることが意味がないことがわかります。
今日の本は『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』(中桐啓貴著)になります。投資についてカンタンにわかりやすく解説しています。
それでは、また明日、
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