需要がなくなること

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

デフレは終わったか

日銀会合で日本はデフレが終わりインフレになっていると言う記事を見たことがあります。本当でしょうか。勤めている業界によって状況は違います。ですが、大量生産、大量消費の時代が終ろうとしています。

デフレとは

物の価格下がり需要が減っていくことです。問題は需要が減っていくとはどのような現象でしょうか。商品やサービスに対して、購入する人が多ければ需要があります。需要が少ないとは、購買する人が少ない現象を言います。なぜ、購買する人が少なくなるのか。それは、資金(お金)が足りなくことなど原因は多くあります。

インフレはデフレの反対です。需要が多くあるので購買力が上がっていきます。メーカーは製品を生産すると売り切れしていきます。この状況になると、個人消費も増えていきます。実は、景気に対して個人消費は非常に大きな要素になっています。その理由は日本のGDPの6割は個人消費が占めています。個人消費が上がることは、GDPが伸びることを意味します。そして、GDPが伸びるとは、経済が成長していることになります。

このようなサイクルになります。

需要が伸びる→個人消費が伸びる→物価が上昇する→経済が成長していく→需要が伸びる

この中にないことがあります。それは、『収入が伸びる』です。収入は企業によって上げ方が違う為、同じような上げ方になりません。

需要はどのように伸ばすのか

本来は民間でイノベーションを起こしていく事が、新たな需要を作る事が出来ます。スマートフォンは今では当たり前になっていますが、2000年ごろには多くの企業が同じような商品を出していました。その中でiPhoneが登場してから、スマートフォンは大きな変化をしていきます。今ではiPhoneがビデオカメラの代わりになり、多くの人が動画を世界に発信することになります。電話機の進歩が世界を変えています。これが、イノベーションです。

昔はソニーが得意分野だったが、今ではその影もなくなっている。理由は多くあるが、企業が成長をしないで、内部留保を充実して行ったことが今の現状になっています。日経平均株価がバブル期崩壊後最高値になりましたが、世の中の多くの人はあまり興味がない状況になっています。1990年前後のバブルは多くの人に恩恵がありました。お金が世の中に回っていましたが、今はお金が回っていません。数字的には市場に多くの資金が流れていますが、このお金は一般消費者には回っていません。お金が回っていかなくなると需要が増えなくなり、個人消費も増えていきません。

このままでは、格差が広がっていく

収入が多いことが大事ではなく、収入をコントロールしてその中から資産を作るか収入を最大化していくか。どちらかが大事になります。収入は給与では限界があります。その理由は税金と社会保険料です。これは、収入が増えていくと最大55%まで上がっていきます。収入の半分以上が税金や社会保険料で引かれます。もし、同じ給料なら起業して経費と収入のバランスを変えていく事。そして、マイクロ法人の活用で社会保険料の適正化が出来ます。

今の日本が起きている現象

実は、需要がなくなっています。ですが、企業の利益は上がっています。その理由は、大量生産、対量販売で利益を上げることから一つの商品の利益を最大化しています。生産も増えなくなり、需要が減っていきます。何が必要か。それは、新たな需要を作ることです。それは、以前のiPhoneのような商品が必要になります。同じことをしてもイノベーションは起きません。

今日の本です。『お金持ちになれる黄金の羽根を拾う方 知的人生設計のすすめ』(橘玲著)です。同じことをしても方法を変える事で得られるお金に差が出て来ます。

それでは、また明日。

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