集団心理の恐ろしさ

grey metal case of hundred dollar bills お金の部屋
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こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報や経済ニュースを発信しています。毎日朝7時に更新しています。

昭和40年代にオイルショックでスーパーなどでトイレットペーパーが無くなる騒ぎがありました。最近では、ある食品が健康に良いと言われてスーパーの棚から商品が無くなったりしています。このように集団心理によって社会が混乱する事がしばしば起きます。

心の底にある物は

何故、このように事が起きるのか専門家ではないのでわかりませんが、この様な行動はある一定の人であると思います。日本の人口が1億2000万人でその1割の人が同じ物、特に多くの人が購入しない様な物を購入すれば商品は欠品します。それ程難しい事では無いと思います。ですが、効果があると思えば購入欲求が増幅され、インフルエンサーが効果を公表すれば商品は売れていきます。

本当の目的

最初は良い物を届けたい、紹介したいと思っていましたが効果が出てくれば企業は売り込みに来ます。その影響で最近はTVショッピングでは、使えない言葉が多く存在します。最初の目的はどこかへ行き、残ったものは企業の売りたい気持ちが色濃く出た商品になっていきます。そして、効果がない商品をあたかも効果がある様に紹介した為番組が無くなっていきます。その時の視聴者の反応は裏切られた感情が蔓延します。

誰の為

非常に変な事が起きています。その情報が正しいか判断せずに信じた為に損をした人もいたと思います。営業をしていると同じ様な事が起きます。新たな仕事をしていると必ず利益が出ると言われる人がいます。紹介した事業が利益が出る事を保証しろと言われる人もいます。事業なので、リスクは存在します。多くの人はそのリスクを減らす努力をします。大事な事ですが、時間をかけるとタイミングを逃します。よくある話です。

ある商品を販売しています。需要は特定の業界しかありませんが、それ程出物はない為あった時に必ず紹介する取引先があります。支払い能力も十分で事業の拡大には良い商品でしたが、その取引先は購入しませんでした。その判断については、問題無いと思いますが、同じ事を繰り返します。結局、新品を数年後に購入しますが、その間に元々所有していた機械は故障をして、毎年お金をかけて修理していました。知っているだけで同じ機械が数台購入出来る金額を修理代で支払っています。

この例も基本的に同じ事が起きています。入ってくる情報を冷静に判断すれば、最初でなくてももっと早い段階で対応が出来ます。ですが、自分にとって良い事しか話さない人だけの意見を聞いて判断すれば、その人にとってはメリットがありますが、取引先の社長にとってはメリットがあるかは分かりません。冷静な判断がとても大事になります。

まとめ

群衆心理によって、オイルショックやTV番組で効果があると紹介された商品がなくなる事は多くあります。今は同じ様な理由で銀行が閉鎖に追い込まれています。その情報が誰の立場によって発信しているかを見ていけば冷静な判断が出来ます。自分の資産が減っていかない様に心がけましょう。

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