過去の経験は通用しない

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こんにちは。監督です。資産形成や老後の資金に関する情報や経済ニュースを発信しています。毎日朝7時に更新しています。自由な生き方を応援しています。

年金制度を確認しよう

65歳以上になると年金を積み立てている人は年金が支給されます。自営業者は国民年金、サラリーマンや教員などは国民年金に加えて厚生年金が支給されます。70歳以上になると貧困層が増えていきます。理由は、現役世代の様に収入がないからです。なぜこのような事が起きるのか。問題は自分の年金がどの様になっているか確認する必要があります。現状で、国民年金だけなら年間約78万円になります。厚生年金は平均で月額の平均が約9万円ほどなります。国民年金と厚生年金を合わせると16万円ほどになります。専業主婦なら月額6.5万円になります。夫婦で22万円ほどになります。この金額が自分たちが支給されるときに維持されるかも大事ですが、実はこの中から所得税と地方税、社会保険料が引かれます。単純に年収で300万円以下になります。仮に可処分所得は約230万円ほどになります。これは、1人で年収が300万円の時なので実際にはここまで下がることはありませんが、支給される年金は額面通りにならないという事です。

悠々自適の考え方を変える

多くの人は、定年退職後は仕事を辞めて自宅でゆっくり過ごしたいと。『悠々自適な生活』に憧れますね。ですが、悠々自適とは何か。答えられる人は少ないと思います。自宅で一日過ごして、好きなことを1日することでしょうか。もしそうするなら、生活費をしっかり捻出し、したいことが出来るための費用も必要になります。もし、子供がいるなら学費なども考える必要があります。問題は『悠々自適』の生活が理解できていないことです。縁側で毎日外を見ながら生活するようなイメージは現代社会の我々には合いません。過去にも触れましたが、人間は『習慣』の生き物です。毎日同じ様な生活をしていると、『脳』がその生活に慣れていきます。理由は『脳』は、人間の臓器の中でエネルギー消費が高い臓器です。出来るだけ省エネで過ごそうとしています。先ほどの『悠々自適な生活』をしていると『脳』が活性化しなくなります。そして、貯金が減っていくことによってストレスがどんどん溜まっていきます。一度減った貯金を増やすことは難しいです。

収入の柱を増やしていく

解決策は、収入の柱を増やしていくことです。年金で夫婦の収入が月に20万円だけでは、生活をするのは難しいです。出来ればあと、10万円は必要になります。プランは不労所得を作ることです。2,000万円の投資信託を保有していれば4%で取り崩しても資産は減っていくことは少ないです。2,000万円なら年額80万円になります。税金が20%になるので実際は64万円になります。月額で約5万円です。この税金を軽減できる事があります。それが積立NISA(もしくは新型NISA)になります。NISA枠で資産形成をすれば非課税になります。そうなると月額で約7万円の収入になります。この資産を作るには時間が必要になります。15年から20年ほどかかります。遅くても50歳には投資を始める必要があります。年金が支給される65歳まで増やし続ける事です。

柱が3つになる

投資を始めれば収入の柱が3つになります。

①年金、②投資、③貯金や退職金になります。生活は①と②で賄います。③は緊急時以外は使いません。出来れば④給与や副業などで収入を得る様にします。これは、生活にリズムを作るために外出理由を作ります。人は、人と触れることで活性化されます。自宅に1日いては健康に良くありません。ですから、1週間に数日は必ずでお出かけが出来る様にします。70歳以上になるとこの様な生活が出来なくなります。そうです『悠々自適な生活』が出来る様になります。70歳以上になれば生活費も落ち着いていきます。もし、出来るなら年金の支給年齢を70歳手前にします。支給額が増えていきます。増えた分を使わないで貯めていきます。

必要な能力は1つだけ

それは『収支のコントロール』です。増やす金額を決めて、残った金額で生活をしていきます。この能力は簡単には出来ません。時間がかかりますが、出来れば定年後も生活が出来ます。

注意点は専業主婦

専業主婦の人は旦那さんが亡くなると年金額が減っていきます。1つは旦那さんの国民年金です。厚生年金は3/4になります。これは繰り下げ支給額ではなく65歳時点の支給額になります。この金額を理解して、生活費を考えていきます。大きな支出は生活費(衣食住)と医療費です。大病をしないように生活習慣を見直す必要があります。

準備をして、用意をすれば老後の対策は出来ます。一度計算をしてイメージをすれば対策は取れます。年収が高いから問題がないとか、貯金が2,000万円あれば問題がないというのは老後破産する可能性があります。しっかり準備して老後の対策をしましょう。それでは、また明日。

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