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老齢女性の収入が減っている現実
日本経済新聞の2023年11月19日の朝刊の一面に『高齢独身女性、細る収入』という見出しの記事が出ています。過去にも指摘をした事が現実的になり始めています。過去の記事のリンクを貼っておきます。
https://kantokualexder.com/遺族厚生年金の続き/
なぜ、この様なことになったのか。理由はそれぞれのケースがありますが、①経済的な理由と②家族関係の変化があります。
①経済的な変化
今の高齢者の子供は団塊ジュニアになります。50代前後の世代で1970年以降に生まれた人の多くは就職氷河期に入ります。経済的に安定していない人が多く共働きの世帯も多い。そして、会社に長い間勤めている人が減少している世代です。これは、人によってかなり差が出ています。監督の大学の友人(7人)の多くは就職先を変えていません。ですが、会社が倒産してり、社内の雰囲気に合わない人も多くいます。実際に監督が勤めている会社も数年前までは人の出入りが多かったです。30年ほど勤めていますが、数年で退職している人は50人前後はいると思います。経済的に親と同居するのが難しい可能性はあります。
②家族関係の変化
これは、親世代も子供世代も共通しています。結婚しない人の理由の一つになっている可能性があります。それは『1人が楽』という事です。一人暮らしを始めた若い人の多くは経験します。実家にいれば衣食住は全てしてもらえますが、一人暮らしを始めて全て1人で行うのは大変です。その代わりに全て1人で決まることが出来ます。この現象が親世代にも出ます。同居するとその家族のペースに合わせる必要があります。数日なら合わせられますが、慣れるまで時間がかかります。親も子供も『1人が楽』という事です。ですが、1人でいることのデメリットを感じている人が多いと思います。昔なら子供が親の面倒を見る事が当たり前だったのが今は違います。
どう考えるか
先ほど指摘した①、②に対してどう考えるか。解決策はあります。①年金の制度を知って足りないお金を計算していく。②親も子供もどうしたいか本心を話をする。
①年金の制度
年金の制度は全ての国民が加入している国民年金とサラリーマンなどが加入している厚生年金が大きな2本柱です。自営業者で国民年金だけなら別で厚生年金に変わるものを作ります。今回の記事で問題なのは、旦那さんと死別して老齢厚生年金を受給している人です。老齢厚生年金は3/4になります。100,000円なら75,000円になります。この事実を知らないで夫婦2人で国民年金と厚生年金を受給していて考えなくなります。1人になると国民年金と老齢厚生年金になります。国民年金が満額で7万円弱になりますから、支給額が15万円前後になります。もし、住居費を負担しているなら生活はかなり苦しくなります。人は自分が生活しているお金が足りなかったり減っていくと不安に感じます。年金を受給する前に自分の年金額を知ることが大事になります。ねんきん定期便を確認します。月の支出を確認して足りない分がわかれば対策が出来ます。簡単な方法は投資信託でお金を増やす事です。仮に投資信託で1,000万円になれば利回りが4%なら年間40万円の収入があります。月額で約3万円です。働くことも選択肢ですが永遠に働くことは出来ません。
②親も子供もどうしたいか本心を話す
これは、難しい事です。家族の間で自分の希望を伝えることは大事です。親の世代は、生活の現状を伝える事が大事になります。そして、子供の世代は経済的に余裕があるのか。同居できる環境があるのか。同居をしても良いのか。確認していく必要があります。将来的に二世帯が年金受給者になる可能性もあります。その時のことも考える必要があります。親は子供の世話になる覚悟があるのか。『子供世帯のルールに合わせられるか』がポイントになります。お互いに歩み寄ることが大事です。歳をとっても将来のことなのでしっかり考えましょう。
もう一つの対策
年収の壁がありますが、出来れば現役世代はフルタイムで働く必要があります。扶養が外れる為に調整していますが、厚生年金に加入できるならフルタイムで働く方が老後の生活は楽になります。そして、夫婦2人で働く『パワーカップル』なら資産形成も早く出来ます。FIREを達成する人もいます。この様に楽して生活をすればそのつけは老後に現れます。羽目に対策をして準備をすれば老後にお金がないという事は起きなくなります。もし、そうなりそうなら早めに家族に話をしておきましょう。そうすれば子供もその準備をします。そうしないと誰かに押し付けられる様な形になります。この状況はあまり好ましくありません。
まとめ
高齢者になってお金がないと大変になります。そうならないために現役の時に準備をします。準備として、年金受給額を把握する。生活費を把握する。足りない分を何で補うか考える。親と同居するなら事前に話し合いや若い時にその意思を子供に伝えましょう。それでは、また明日。
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