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最大の物価髙対策
物価が上がるとは物の価格が上昇する事です。去年1万円で買えたものが、今年は2万円になることです。この場合、100％アップになります。ここまで上がるとハイパーインフレです。実際に今起きている物価は3〜5％上昇しています。
物価高対策は上昇する物価よりも収入が上がれば物価が上がっても問題はありません。ここで考える収入とは何になるかがポイントになります。
収入の一般的なものは『給与』になります。
会社と社員の間で取り決めがされてその年の給与は決まります。労働組合がある会社なら集団交渉権があるので、どんな人でも労使で決まった内容で上げ幅が決まります。仕事ができる人も出来ない人も基本的に5000円上げとなれば一律上がります。
中小企業はこのように上がることはありません。企業によって給与の上げ方は違います。大企業と同じ様にしている会社もあれば、数年に一回上げる会社もあります。従業員は、会社が給与を上げた分だけの負担だと思っている可能性がありますが、それ以外にも社会保険料や厚生年金など負担が増えます。これは、従業員も同じです。
給与をどのように分けていくかが最初の対策です。
今までは30万円の給与のうち必要なものを分けてから残りが貯金にされる人も多いと思います。特に子育て世代は貯金をする余裕はない可能性が高いです。これは、今が足らないのに物価が上がればもっと生活が苦しくなると思うのは普通の感情です。ちょっとマインドを変えると見えてくるものが変わります。
前回、お伝えしたように固定費を見直すと月に数万円は減らすことが出来ます。この数万円をどうにか増えてもらうと生活が楽になった気持ちになります。
先ほどの例で収入が30万円で固定費の見直しで3万円浮いています。もし、3万円をネット証券で期待リターン5％で運用するとそのお金はこの様に増えていきます。
1年目 368,000円
2年目 755,000円
3年目 1,161,000円
4年目 1,587,000円
5年目 2,034,000円
10年目 4,631,000円
になります。もし、貯金だけなら今は銀行金利が高くても0.1％なのでこの様になります。
1年目 360,000円（差額8,000円）
2年目 721,000円（差額34,000円）
3年目 1,082,000円（差額79,000円）
4年目 1,443,000円（差額144,000円）
5年目 1,804,000円（差額230,000円）
10年目 3,618,000円（差額1,013,000円）
になります。
この様に差額がどんどん広がっていきます。そして、貯金は一つ問題があります。定額で貯めるのは良いですが、お金の価値が下がっていくことです。先ほどの例で今の物価高では、同じものが次の年に上がる事はよくあります。今話題になっているのは、『トマト』でしょうか。去年は300円前後だったものが今は500円に上がっています。約70％のアップです。この値上がりに貯金だけではどうにもなりません。
ですが、日々の中でこの様なことはあまり考えません。
トマトを買おうと思ったら500円だったから買うのをやめるという人がいると思います。それは、自分の収入や経済状況を考えた時に高いと感じるからです。ですが、先ほどの例のように資産形成を始めると感覚が変わります。日々購入する食品は良いものを食べる方が将来の身体に与える影響は大きいです。将来に対して良い影響が与える行動はある意味『投資』になります。資産形成も同じ考えですが、今ではなく未来に対してどの様に考えるかが大事になります。
この様に投資は物価高対策になります。そして、投資をすると自分の資産が増えていくので先ほどの様な時にトマトを買うことも出来ます。
別の効果
投資をするとお金に対する感度が鋭くなります。他の投資が出来ないか気になります。考え方が長期的な視点で見れます。この長期的な視点が重要になります。5年後、10年後を想像しながら今何をするかを考えます。先日、放送していた大谷選手の特番で、疲れても毎日10時にはトレーニングをします。今は、大リーグでしっかり休むようにしていると報道されています。これは、将来パフォーマンスを上げるために、今何をするかがわかっています。
目先の経済状況を変えるために
今を変える必要がある人は、家計なら固定費の見直しです。あとはサブスクも使用頻度を見て減らします。毎晩飲みに行くならその時間を資産形成の勉強に充てましょう。これができれば家計はかなり改善出来ます。人によっては、これをして息が詰まるならダイエットでいう『チートデイ』を作ります。週に1日です。朝は毎日できる限り同じ時間に起きます。休みだから昼まで寝ることは体調が悪くなります。
投資は時間が大事
マインドが変わると投資に関して情報が欲しくなります。今は、ネットでも書籍でも多くの情報が出ています。ですが、投資の基本は長期投資です。期間は15年から20年間です。投資金額によりますが1000万円なら資産は作れます。そして、時間が長いほど資産の増え方は急激になります。先ほどの毎月3万円で期待リターン5％で30年間投資をすると24,461,000円になります。30歳から始めて60歳には2,400万円の資産ができます。もし5％の利回りなら年間120万円が手元に残ります。月に10万円です。これが長期投資の本当の力になります。
もう一つの物価高対策は次回にお伝えします。それでは、また明日。
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