円安の為替介入の方法

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

為替介入の方法を考えてみよう

1ドル160円が155円に円が上がっていますが、どのようにすればこのような事ができるでしょうか。為替の仕組みを考えてみます。為替は両国の通貨によって変化していきます。例えば、円でドルを買っていくとドルは上がっていきます(ドル高、円安)。例えば日本でS&P500を買っている行為は日本の証券会社がアメリカの投資信託を円からドルに変えて購入います。逆にドルで円を買うと円高ドル安になります。日本に外国人旅行客が空港でドルを円に変えていくとこの様な現象が起きます。

円高にするには

ドルで円を買うことをすれば良いですが、実際には日本銀行が保有しているドル(外貨準備金)で円を購入します。また、アメリカ債券を売却してドルを円に変えます。ドルを円に変えていくと為替は円高になっていきます。この時にこの様な事が起きます。1ドル160円で1万ドル売却すると160万円に換金できます。円が159円に上昇していきます。また1万円ドルを換金します。159万円換金できます。実際にはもっと大きな金額が動きます。今回は最初は5兆円、2回目は3兆円使ったと言われます。為替が上昇すると以上参加者は、損をしないために保有しているドルや円を売却します。この場合円が上がっていくので円で保有している人の資産が減っていきます。1ドルが155円になると1万ドルを購入しようとすると155万円必要になりますが、160円なら160万円必要になります。円安になったため円の価値が下がっているため余分に円が必要になります。

逆に日本円を160万円を1ドル160円の時は1万ドルが必要になります。円高になり155円になると1万ドルが10322ドルが必要になります。322ドル分損をしています。165円になると160万円に必要なドルは9596ドルが必要になります。303ドル得になります。

日銀は損しているか

今の為替が円安になっているなら保有しているドルや米国債券は今よりも円高の時に購入しています。3年前に購入していると1ドル110円ほどになっています。1ドル50円の差があります。そうなると保有している債券を売却すると利益が出る様になります。為替介入で損をしていないのです。

なぜ介入をしないのか

国際ルールで禁止されています。為替操作をしていると認定されると他国から非難を浴びます。ですが、あらかじめ対象国と打ち合わせが出来れば『暗黙の了解』で不問になります。市場に介入することは基本的に出来ません。

同じ効果が輸出

発展途上国や破綻した国家の通貨は安くなります。その時に輸出をすることで自国の通貨の価値が上がっていきます。輸出をするには、自国の工業製品や農業製品を他国に販売して貿易黒字を作ります。日本にはこの政策が必要になります。自国で工場が増えて、需要が増えればその国の景気は良くなります。その循環を作れば日本の景気は良くなり、多くの問題が解決されます。

今日の本は、『FP3級のテキスト』です。多くのテキストが存在します。資格を得るために勉強も良いですが、知識として知っていても金融リテラシーが上昇していきます。先ほどの為替の仕組みも出ています。代表的なテキストをリンクを貼っておきます。

それでは、また明日。

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