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お金の部屋

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NISA口座で投資信託

今年からNISA制度が更新されて資産形成を始めた方も多いと思います。ここ数日の為替も動きや日経平均株価、アメリカのS&Pやダウ平均株価など暴落をしていると新聞紙上に出ています。この記事を見た多くの投資初心者は、不安になり保有いている投資信託を売却した方が良いと考える人が増えています。中には『オルカンが利益が出るのでほとんどをオルカンに投資している』などの記事を見たことがあります。この記事の方が勉強した本や専門家は『オルカンを代表する投資信託は、長期投資に向いているため長期投資をすると利益が出やすくなるため、長期間保有をして利益を出す方法を選択しています。投資なので元本割れのリスクはあります。』という意味です。

判断を間違える人の多くは自分にとって良い情報しか得ないと言う事です。先ほどの文章では、「オルカン」、「利益」、「出しやすい」と言うキーワードが目に入り、「元本割れ」や「長期投資」などのキーワードは選択しません。もしくはこの言葉の意味を理解していない可能性があります。

投資信託が長期投資に適している理由

基本的な考え方

①投資の目的、②長期投資か短期投資か、③分散投資になります。

①投資の目的

投資を始めた人は、その理由を明確にします。シンプルに考えると『お金持ちになりたい』でしょうか。ここで言う『お金持ち』は非常に抽象的です。1億円(億り人)を保有している人がお金持ちでしょうか。真の『お金持ち』はお金を増やす方法を知っている人です。『お金持ち』の多くは起業家になります。日本では、国民性からサラリーマンで資産形成をする人もいます。起業をするリスクを考えると会社員の方が良いと考えます。お金持ちになるためには、お金を得るか増やす事をしないと増えていきません。

お金を得るのは、所謂『収入』です。何かの労働をして得られるものです。他に事業をして、所得得る方法もあります。お金を増やすのは、お金に働いてもらう方法です。これは、貯金や預金、投資などです。

目的は『お金を増やしたい』からとなる人が多いと思います。ですが、出来るだけ「リスク」を取りたくないと思っている人が多いのです。

目的は『より具体的の方』が明確になります。老後の資金にしたい、生活費の足しにしたいなど。将来的に経済的自由になりたいなどです。

②長期投資か短期投資か

長期投資は投資の期間が15年以上で長期間保有や定期的に購入をしていく事で資産形成をしていく方法です。短期投資は、1日で数回の売買を繰り返して収益を上げる方法です。所謂『デイトレーダー』のような事をします。

どちらがリスクが低いか。逆にリターンが高いか。

短期投資は日々の売買が中心になるので、個別株やETF、FXなどの金融商品が中心になります。短期の売買になるため損益が発生します。為替を見ればわかります。先週は1ドル160円だったのが、今週は155円になります。1週間で5円の円高です。仮に1万ドルを保有していると160円なら160万円で155円なら155万円になります。5万円の評価が減っています。ドルを円に変えれば5万円損になります。これが短期投資になります。

長期投資は15年間以上の長期間投資をします。定期的に銘柄を購入して投資をします。貯金と同じですが、貯金と違うのは購入したものの価格が上がったり下がったりします。お金は長期間投資をしていると複利の力が作用していきます。

③分散投資

投資の方法の一つで違う値動きをしていく銘柄を同時に保有して行きます。例えば、金融商品Aは為替に連動して値動きします。金融商品Bは為替と反対の動きをします。資産全体の金額は変わりません。このように資産を守る方法の一つに分散投資があります。複数の金融商品を保有していれば資産全体の増減が変わらなくなります。資産が減らない金融商品と増えていく金融商品、減っていく金融商品のバランスをとっていく事で、分散投資をしていきます。

金融商品ごとにリスクの特性が違います。例えば債券はリターンが少ないが満期まで保有していれば、元本とリターンが入ります。状況によって途中で売却も可能です。金などの商品も可能性があります。価格の上下が激しいものだけにすると全体的に増減が激しく元本割れのリスクが高くなります。債券だけになると資産が増えて行きません。

この分散をしている金融商品があります。それが『投資信託』です。投資信託はある銘柄に連動する様に調整されています。NISAを初めて必ず耳にする銘柄は『オルカン』か『S&P500』です。オルカンはオールカントリーの略語で全世界の投資をしています。ですが、アメリカに約60%投資をしています。S&P500はスタンダート&プアーズ社が1923年に26社、233社の企業を含め複数の指数を開発したのがキッカケで、1957年にから現在の500社になりました。S&P500は先ほどのスタンダート&プアーズ社の頭文字と全米500社を表しています。

S&P500もオルカンは定期的に企業が入替されています。業績が悪い企業は入れ替えをしておりその情報も公表されています。なぜ、S&Pやオルカンなのか。ベースはアメリカに投資していること。アメリカが現状で世界一位の経済大国で、中国や日本よりも経済の再生ができるためです。中国は不動産バブルと地方政府の財政悪化(資金は町金融からの融資が中心)、中国共産党による支配によって資本主義が成長しにくい。市場規模だけで成長している。日本は人口減少が原因としている需要不足と政府の経済的失策の連続。生産の向上によって伸び代があるが企業や社会がその重要性に気がついていない。一部の経営陣の会社を成長させることが出来ていない。その原因を社員に任せており、責任を取らないなど社会的な問題が多く存在している。

多くの投資家がアメリカ中心の投資をお勧めする理由は、アメリカは経済的に成長をしている事と世界で唯一自給自足でき、人口も成長しています。産業界の新陳代謝が行われるので市場が成長していく可能性が他の国家よりも高いです。

分散投資をするなら『S&P500』か『オルカン』になります。

まとめ

資産をリスクが少なく増やす方法は、長期投資で分散投資をする事が最適解の一つになります。この方法での銘柄は『S&P500』か『オルカン』です。証券会社は楽天証券かSBI証券などのネット証券になります。

補足

長期投資の注意点は、投資のタイミングはありません。あるのは、期間を長く投資をすることになります。ですからすぐに投資を始めます。1分でも1秒でも長く投資をすることが資産成長の鍵になります。

今日のおすすめの本は『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』(中桐啓貴著)です。同じような内容ですが、投資信託は投資初心者には最適な投資方法です。多くの情報を得て投資をして資産を増やして行きましょう。

それでは、また明日。

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