人民元が基軸通貨になる日

お金の部屋

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日経新聞の一面に人民元で決済をしている取引が増えており。アメリカドルを猛追して要るような見出しの記事が出ています。ですが、内容を読むと実際は世界の取引の人民元の割合は3%弱になります。今でも取引の中でアメリカドルが1番で42、02%になります。

この記事の裏側

中国の人民元が基軸通貨になることは先の話です。数年でなる事はありません。それよりも、アメリカドルの影響が落ちていることが問題です。経済が欧米中心であったのが、ロシアのウクライナ侵攻によりロシアをSwiftから除外したことから様子が変わっていきます。ロシアは中国に直接取引をすることで人民元を使います。そして、欧米と距離を置く国と利害が一致する国は人民元を通貨として使います。この記事の趣旨はここにあります。人民元がアメリカドルに変わって基軸通貨になる事ではなく、アメリカドルの影響力が少しずつ落ちている事を意味します。

この現象が続くと

人民元だけでなく、ユーロだったり、円などアメリカドルの代わりになる通貨はありますが今のところドルが使い安い状況は変わりません。ただ、ロシアのウクライナ侵攻後、地政学的に不安定な状況になっています。そして、経済的にも不安定になっています。実は、アメリカ以外の国は景気が減速しています。1番減速している国は中国です。ゼロコロナ政策の後遺症と不動産バブルの崩壊で景気が浮上しなくなっています。今年の後半にやっと景気が良くなる想定になっています。

ロシアのウクライナ侵攻がいつまでか

ロシアの侵攻が終わらない限り新たな秩序には進めません。これは、経済的にも軍事的にもです。問題は、時間が経つほど軍拡が進みます。日本の周辺もそうです。中国の台湾問題に関して武力での現状変更や北朝鮮の核開発や軍拡が日本の軍拡を助長しています。ロシアもそうですが、中国、ロシアで軍事演習をすればするほど日本やその周辺国は軍拡へ進みます。これは現実的に起きています。そして、その利益を得ている国家がアメリカです。そして、アメリカが武器を輸出すれば、ドルを使うのでドルの優位性は変わりません。ただ、アメリカから離れていく国家が増えていくとアメリカドルの影響力は減っていきます。

日本円は

日本の円はアメリカドルが頼りない時の保険の代わりになります。理由は、日本は世界第3位の経済大国で多くの国の債券を保有しています。特にアメリカ債券を1兆736億ドル(126兆円)ドル保有しています。ただ、為替の影響を受けているので通貨としては安定しません。円はその代わりに安心感があります。日本が破綻する可能性は低いです。もし、この状況で破綻をするなら世界経済が今とは違う状況になります。

まとめ

人民元が基軸通貨になるにはまだ時間がかかりますが、取引通貨としての存在感は大きくなっています。その反面、アメリカは地政学的に不安定になれば軍事産業が潤います。その為、ドルは取引通貨として使われます。ただ、中国が同じようなことをしていくので世界はいくつかのグループに分かれていきます。以前の冷戦よりも複雑になり、並行してISやアルカイダなどの国家ではない組織が活動をします。

多くの国家は今の制度を維持しようとします。ですが、変化をしている事も事実です。その変化に気がつき行動した人は、すでに広がりはじめている格差に対応出来ます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。内容が参考になりましたら、ご家族やご友人に紹介お願い致します。それでは、また明日。

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