アメリカの孤立から考える資産形成

お金の部屋

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2025年1月20日にトランプ第二次政権が発足

大統領就任前から保護主義的な言及が目についています。関税の上げ、メキシコ湾をアメリカ湾へ、アイスランドの買収など。これ以外にも多く事を発言しています。アメリカは世界で唯一の自給自足が出来る国家ですが、それでは発展はしていきません。世界の資本がアメリカに集まる事でアメリカの経済は大きくなります。アメリカのIT関係で働く外国人の割合が20%を超えていますが、一部の人が本国に帰っているという内容の記事を読みました。帰国する理由は人種問題です。能力があってもアジア系というだけで退職を余儀なくされます。この現象は、これから顕著に現れると思います。

アメリカだけが良いというなら、アメリカから資本は逃げていく。今の中国と同じ事が数年後に起きる可能性があります。そして、アメリカ国内では貧富の差が広がっていきます。お金を持っている人は資産が増えていき、貧困層はいつまでも貧困になるのです。その様な国が未来永劫発展するかと言われると疑問符が着きます。

NISA口座で運用している投資信託は、S&Pかオルカンになっている現実

1年ぐらいは、アメリカ経済は順調に推移する可能性はありますが、その後はどうなるかわかりません。保護主義を貫けば、他の国から距離をとる様になります。アメリカに販売しない代わりにアメリカからも買うものが減っていきます。経済は成長しにくい状況になります。

アメリカ経済は、数年間暗黒の時代になっていきます。IT産業を支えていたインド系のエンジニアも自国で仕事をする様になります。優秀な人材が自国に戻れば、アメリカの得意なイノベーションを起こす事も難しくなります。

その次のシナリオは2つ

保護主義を進めていき、世界と衝突するか、再び世界と成長する道を選ぶか。この選択はアメリカ国民が握っていますが、この選択がその後の世界の命運を握っているでしょう。もし、トランプ次期大統領が発言している事を行動に移せば、多くの国が反発します。世界はアメリカによって暗黒の時代になる可能性が高くなります。そして、時間は巻き戻す事は出来ません。アメリカ人が昔は良かったと懐かしんでも戻ってきません。

投資信託で資産形成をしている人はどうするか

答えは誰にも分かりません。ここ数年順調に成長していた資産が減少や元本割れになる可能性が高くなります。そうなる前に現金化して他の資産に移すかそのままステイするのか。この判断が出来るのは自分だけです。どちらにしても、自分の中で基準を作る事を勧めます。いくつかの基準を超えたら次の準備をしていく。その前に資産を移す先の状況を確認する事が大事になります。株価、為替、世界情勢、戦争など多くの地政学リスクが高くなる可能性が高いのです。そうなってから慌てても仕方がないのです。何事も事前に用意をして備えていきましょう。

大事な4年間が始まります。

それでは、また明日。

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