練習は目的を持って

clear glass with red sand grainer 音楽の話
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こんにちは。監督です。資産形成や経済ニュースから分かる世の中を発信しています。毎日朝7時に更新しています。自由な生き方を応援しています。たまに音楽の話をしています。

昨日のつづきです。ロングトーンと音階練習について説明しました。基礎練習と教則本について説明します。テーマの練習の目的とは何か。それは単純な練習が基礎練習ではありません。全てが曲の一部分として使われています。全てが音楽的に演奏することが目的になります。

音階練習の教則本の活用

昨日もお伝えしましたが、冬の間に時間がある1年生は、この時期に基礎的な練習をしていきます。音階練習は、昨日の練習以外に教則本を活用します。例えば、コプラッシュの60の教本(低音用)のNo.4です。この曲のカッコの中にin Eと E♭と書いてあります。この曲はFと Eと E♭で練習する事になります。できるなら他の調でも練習します。スラーをつけたり付点のリズムで練習します。1曲で練習する方法は多くあります。

基礎練習で大事な練習がスラーの吹き方です。

スラーは二つの音をつなぐ奏法です。ホルンは倍音が多く鳴る楽器なので二音の間に倍音があることが多いです。例えば、ド(実音F)からソ(実音C)のスラーで吹くと間にミ(実音A)が鳴ります。普通はこのミの音が鳴らないように吹きますが、どうしても鳴ってしまいます。最初は鳴るように練習します。ド〜ミ〜ソのように。段々、早く吹きます。あるスピードを過ぎるとミの音が鳴らなくなります。ド〜ソのスラーの完成です。コツはドの音の時の口の中の容積がソになると小さくなります。この時に教本によってドの時はAhhと発音し、ソの時はeeeと発音します。この様になります。ド(Ahh)→ソ(eee)となります。これになれてくるとある事に気が付きます。ドからソに移動するスラーのスピードはテンポとは関係ありません。この方法が出来ると綺麗なスラーを出来る様になります。

次は、オクターブに挑戦します。

ドからオクターブ上のドまでに倍音はミ、ソ、ラ、シ♭があります。最初はこの倍音を全てスラーで吹きます。遅いテンポで練習します。音の感覚がわからない時は、指を使っても良いです。その感覚がわかればF管の開放で吹いていきます。ゆっくり出来えば少しづつ早くしていきます。先ほどの倍音が鳴らなくなるスピードがあります。感覚的にはその音を通っていく感覚です。

根気よく練習

昨日の音階と今回のスラーは時間がかかります。音階は出来れば全調と半音階、そして教本を使った練習がする事が大事になります。一度できればその後は定期的に音階練習をするだけで良くなります。

教則本に活用は、いろんな教則本を使います。単純な教本以外にオーケストラのメロディを使ったものもあります。出来れば多くの教則本を練習することで『初見力』がついてきます。もう一つ大事なことがあります。それは『移調』です。これについてはまた明日。

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