こんにちは。監督です。資産形成や経済ニュースから分かる世の中を発信しています。毎日朝7時に更新しています。自由な生き方を応援しています。たまに音楽の話をします。
楽器の話
吹奏楽部に入部して、今の時期はコンクールが終わり上級生が卒部して新しい体制でアンサンブルコンテストやソロコンテストなどに挑戦している人も多いと思います。一年生はこの時期の過ごし方によって2年生の活躍が変わります。大事なことは『初見力』です。『初見力』を上げるには基礎練習が大事になります。基礎練習の意義がわかって練習をすれば飛躍的に向上します。数回に分けて紹介をしますので、参考にしてください。ここで紹介する方法は監督が高校時代から大学、社会人と年齢が上がっていく中で作っていった方法です。全ての人に遭うわけではありませんが考え方や練習方法など参考にしていただければと思います。時間は有限です。効率よく練習することで出来ないことを克服する時間が増えれば演奏技術の向上に繋がり、音楽的な練習に時間を費やせます。音大生でないので一日数十時間も練習は出来ません。その時間もありません。アマチュアで効率良く練習する方法を考えましょう。
基礎練習とは
多くの人は、ロングトーンをすると思います。音階練習もします。分散和音もタンギングの練習もします。実は、それぞれの練習をするとかなりの時間がかかります。毎日このメニューを練習すると時間がいくらあっても終わりません。最初は良いですが、基本的にどれかをチョイスしながら練習をします。ここで基礎練習とは何かが問題になります。言葉をそのまま読むと基礎の練習になります。基礎とは何か。金管楽器の場合は、アンブッシュアに注目を浴びます。綺麗な音を出すには綺麗なアンブッシュアが必要になると思いますが、実はそうではありません。音が鳴る仕組みを理解する必要があります。上唇と下唇の間に空気を通すことで唇通しが振動することによって音が鳴ります。振動しやすいように合わせ方を楽器の種類によって違います。ホルンの場合は上唇が下唇の上に重なるように合わせます。口角が基本的に動かないようにします。ここで口角を引っ張るのは基本的にはNGです。振動しやすくするために内側に寄せるようにします。ここで基本的という言葉が多いのは全ての人に当てはまらないからです。アンブッシュアを維持する事が基礎練習になります。
基礎練習のもう一つの目的。
『初見力』のアップです。初見力があることは、練習をする上で大きなアドバンテージになります。その力を向上するためにここで紹介する練習方法が役に立ちます。
ロングトーンの練習とは
もう一つのポイントは自分が鳴らしたい音になっている事が重要になります。ここで、自分の音が本当に楽器の音か心配になる人がいると思います。心配はいらないです。楽器がしっかりなっていればその楽器の音はなっています。楽器の音で音色と音質があります。音色はその人の持っている声と同じですので基本的に変わりませんが、音質は変えることが出来ます。その練習がロングトーンです。音質を気にしていると、音質は変わる様になります。その方法は自分の音を良く聞いていると気が付きますが、息が振動する波長が均一でないと綺麗になりません。逆に破裂音を出すことも出来ます。息の入れ方を変えます。音が破裂する様に息を入れます。
このように基礎の練習はアンブッシュアが変わらないように練習をします。そして、綺麗に音がなる様に練習をします。
必ず練習するもの
これは全調スケールです。五線譜の下のド(C)の音から始めます。最初はスラーで次は柔らかいタンギングで行います。この時の注意点はスラーでスケールを練習したら次の柔らかいタンギングの時の息の感じもスラーと同じ様にします。タンギングの力で音を出さない様にします。音階の全ての音が同じようになる様に注意しながら行います。これが基本形になります。次は半音下げてシ(H)から始まる音階でスケールを吹きます。その次はド♯(Cis)へ。次はシ♭(B)へ。次はレ(D)へ。このように交互にスケールを吹きます。最初は出来ない時は普通にドから半音ずつ下げる吹きます。1オクターブ下まで降りたら次はドから半音ずつ上げていきます。スケールの形は先ほどと同じです。
時間がない時は
演奏する曲の調整を練習するようにします。時間に余裕があれば、全調で行います。これに似た練習がクロマチックスケール(半音階)になります。これもドから初めて半音ずつ下げて練習します。最初は1オクターブ下まで出来ない時は少しずつ音域を広げていくようにします。
初心者の人は、出来ればプロの人に見てもらうと良いですが出来ない時は誰かに聞いてもらうと効果的です。ホルンは音域によって口の中の容量が変わります。見た目はあまり変わりませんが口の中は高音と低音では違います。先ほどの振動で説明すると高い音の時は速い振動に、低い音は遅い振動になります。口の中は変わりますが、当てている部分も変わる人もいます。中間音を吹く時のあて方から、下にいくと息の入り方がマウスパイプに息が寄っていきます。高くなると息は下方向に移動します。この現象を口の容量の変化と角度の変化で調整をしていきます。これは人によって個人差がかなりあります。
まとめ
冬に時期の練習に方法で2つ紹介しました。①はロングトーンです。音質の練習にためにします。単に長い音を伸ばすなら時間がもったいないので違う練習をしましょう。②音階(全音階と半音階)です。①は、時間がある時に練習をしますが、②は必ず楽器を吹く時は行います。理由は①は真剣に練習すると疲労がかなり溜まります。②は、曲を練習する上で大事だからです。次回は、基礎練習の続きと教則本の活用方法を紹介します。
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