日本銀行が政策金利を上げる

雑記

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2025年1月24日

日本銀行の政策金融会合で政策金利を0.25%上げて0.5%にしました。17年ぶりの金利水準になります。

日銀、0.5%に追加利上げ決定 17年ぶり金利水準

2025/01/24  日本経済新聞 夕刊  1ページ  1207文字  PDF有  書誌情報

 日銀は24日開いた金融政策決定会合で追加利上げを決めた。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を、0.25%から0.5%に引き上げる。利上げは2024年7月会合以来で、政策金利は17年ぶりの水準に乗せる。金利の正常化が一段と進む。
 25年も高水準の賃上げが見通せる状況で、トランプ米大統領の就任に伴う市場の変動も限定的だったため、利上げが可能と判断した。24日午後3時半に植田和男総裁が記者会見し、決定内容を説明する。新しい金利は27日から適用する。
 政府は日銀に判断を延期するよう求める権利があるが、行使せず、事実上容認した。9人の政策委員のうち、中村豊明審議委員が次回3月の会合で企業の稼ぐ力が高まったことを確認して判断すべきだとして反対した。
 利上げは24年3月のマイナス金利解除以降では3回目となる。政策金利が0.5%になるのは07年2月~08年10月以来だ。1995年9月以降、政策金利が0.5%を超えたことがなく、金利水準は過去30年間で最も高くなる。
 3カ月ごとにまとめる「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」も公表した。消費者物価指数(除く生鮮食品)の前年度比上昇率の見通しは、25年度については前回のプラス1.9%から2.4%に、26年度は1.9%から2.0%にそれぞれ上方修正した。
 日銀は声明文で「金利変更後も、実質金利は大幅なマイナスが続き、緩和的な金融環境は維持される」と指摘した。「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて、引き続き金利を引き上げ、緩和の度合いを調整していく」とも記した。(以下略)

2025年1月24日日本経済新聞夕刊より 引用

日米の金利差が縮まるが

本来は金利差が縮まると円高効果が出てきますが、市場の反応はそれほどでもありません。ある程度織り込み済みといことです。何度も指摘していますが、日本経済が本格的に良くならないと為替は上がっていきません。経済的な格差が縮まりその関係で物価上昇して金利が上がることによって為替が円高になっていきます。見せかけの好景気では、為替を変えることはできません。日本銀行はそのことをよく理解する必要があります。

日本の景気は内需拡大する以外に方法はない

日本は少子高齢化により人口が減っていくという現実に、しっかりとした対策ができていないため経済が縮小していきます。ある調査によるとGDPは2050年には8位まで下がると予想されています。この数字の根拠は他の国が人口が増えていくことによる需要の拡大が主因です。であれば同じ効果を日本もすれば良いだけです。日本は自然災害大国です。そのために国土強靭化が必要になります。これは大きな需要になります。ただ、政治家はこのことをしようとはしていません。もし、国土強靭化を本格的に始めれば日本の国土は自然災害に強くなり減災ができてくるでしょう。

それでは、また明日。

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