楽団の運営について

printed musical note page 音楽のお金
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こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資産に関する情報を発信していきます。この回では、音楽関係の楽団の資金的な面での問題の基本がわかり解決できます。毎日朝7時に更新しています。

日本には、多くの楽団が存在します。その多くの財政内容はどの様になっているいのでしょうか。監督が所属している楽団は裕福ではありませんでした。中心メンバーで予算オーバーを負担して運営をしていました。疑問に想い演奏会の運営を申し出て始めました。最初に企画した演奏会は赤字となりました。理由は簡単です。企画が大規模で特殊楽器も多くエキストラ代もお金がかかりました。今まで、お願いしていた印刷業社や録音など通常通りで運営しました。

他にも多くの問題

この楽団は演奏会に予算がないのです。会場代もある時払いです。大人が運営している楽団とは思えませんでした。最初に取り掛かったのは、プログラムの見直しです。特殊楽器は使わない。でも、金管楽器も活躍する曲も入れる。支出の見直しをします。団員を増やす。減らさない。これが基本です。そして、エキストラもできる限り減らす。この様にして、5年ほどするとお金は増えていきます。団員も増えていき50人弱までなりました。

お金に余裕ができれば、

出来る事が増えます。会場費を通常の支払いを開始します。理由は、資金がない楽団はいつか削られると思ったからです。実際はそのようなことは起きませんでした。2回分の演奏会ができるまで資金が貯まりました。

お金があると散財する勢力が出てくる。

よくある話で、資金があると無意味にプログラムの内容が大きくなります。自分達のレベル以上の楽曲をします。そうなると楽団員は我慢をしながら活動をします。楽しいかどうかはわかりません。ですが、資金だけはあるので演奏会はできます。5年ごとに大規模な楽曲を取り上げます。この資金の考え方が分かれます。あるものを使う派と何かあったときのために貯める派です。

人間は一度散財すると戻れません。

大規模な楽曲を取り上げ資金は減っていきます。団内にも軋轢が生じます。ここでコロナウィルスのパンデミックが起きしばらく楽団は活動が出来なくなります。心配していたことが起きます。団員が離れていきます。そして、離れていく団員を無理やり止めようとします。すでに逆効果となり、団員がどんどんが減っていきます。そして、中心メンバーの一人が退団しました。その中で新しいメンバーも入りました。

古いメンバーと新しいメンバー

監督が演奏会を企画運営するようになり資金的に余裕ができましたが、結局創立メンバーで資金は減っていきます。運営もうまくいかなくなっていますが、そのことについては話し合う様子もありません。

新たな問題

楽団が長く続くためには、古くからいるメンバーと新しいメンバーで上手くバトンタッチが:必要にあります。できればメインの運営する人は30歳前後から40歳までです。理由は簡単です。結婚する時期と子育てが始まる時期です。そして、古くからいるメンバーはサポートに徹します。余計なことは言わないことが条件です。そして、5年置きぐらいに中心メンバーから入れ替えをしていきます。

団員を増やしていく

上手くいけば、団員が増えていきます。パートの偏りはあっても良いのです。実は団員が増えていけば予算が増えるので、2公演など柔軟に運営が出来ます。ポイントは団員の数です。ある管楽器パートが10人いても良いのです。この考えができなく自分の出番が少なくなるからダメなら、全体の演奏会費を下げれば良いだけです。理解が得られるはずです。そして、練習も効率的にします。3ヶ月で一公演ができれば年間に3から4公演出来ます。これは在京のアマチュアオーケストラが実際に行っています。

団の運営と演奏会を分ていく

団の運営の核は変えずに演奏会の内容を飽きないように変えていけば団員も満足度は上がります。マニアな団員が満足する曲目を数回に一回入れることも出来ます。大規模な曲も出来ます。ですが、ここまでになるまでに先ほどの資金がある状態で10年以上かかります。それだけ人が集まることは難しいです。定着するまでにかなり時間がかかります。そして、一度離れると連鎖していきます。特に核になる人が離れると維持することが難しいです。

目指していく楽団像

ですが、目指している楽団像があれば楽団を運営することは出来ます。時間と人を増やすことが大事になります。そして、支援者とお客様です。地道に活動をすれば実際増えていきます。何かをするためには時間が大事です。イベント的な集まりなら良いでしょうが、アマチュアオーケストラとして、長い間活動をすることが目的なら時間は必要です。そして、多くの団員が楽しくできるような練習や本番を重ねることで楽団は成長していきます。これだけです。時間をかければ難曲もチャレンジ出来ます。それは人が離れず、増えていけば団員は安心していきます。

もし、今、資金難の楽団で今日の内容にご興味がありましたらコメント欄や問い合わせからご連絡ください。宜しくお願いします。それでは、また明日。

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