こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報を発信しています。毎日朝7時に更新しています。
今日のテーマは中高年の投資初心者がしてはいけない投資先についてです。
監督も投資を始めて、3年目の初心者に毛が生えた程度ですが、その経験でもこれはしないほうが良い投資先について考えます。ここでの投資先とは長期投資には向かないという事です。
ズバリ、金やFX、先物商品などの事です。
理由はそれ自体に金利や複利の力などが発生しないからです。この商品は市場で価格が上下する金融商品の事です。9時の価格が1ドル130円でたとえば100ドル購入します。13000円になります。10時になったら135円になっていました。ここで売ります。13500円です。5000円の利益です。手数料と税金は今は考えません。逆に11時に125円になり12500円になりました。5000円の損になります。購入した金額よりも高ければ利益が出ますし、安ければ損になります。これがFX(為替取引)です。短期取引には適している可能性はあります。ですが、長期間の資産運用には、向いていません。
似て非なるもの
似た金融商品で外為預金があります。例として、オーストラリアに預金して金利が5%で5年間保証みたいな金融商品です。これにはいくつかリスクがあります。まずはオーストラリアドルと日本円の為替状況です。1オーストラリアドルは92.23円です。100万円分預けると10842.4オーストラリアドルになります。まず、金利を無視して、5年後の1オーストラリアドルが80円になると預けている金額はこのようになります。10842.4✖️80=867392円です。12円円高になっただけで約14万円損をします。逆に110円なら1192664円になります。約20万円の額面が上がります。
次は金利です。この契約はオーストラリアの金融機関に5年間預けると金利(単利)が5%になる契約です。13552.9オーストラリアドルになります。満期時の為替が80円の円高なら1084232円になり、利益は84232円になります。実際は税金と手数料が取られます。円安なら利益は増えてます。
多分、先ほどの広告を見て思ったことは100万円預けると5%の金利がついて125万円になると思う人が多いと思います。間違いの元ですが、このような広告は実際に良く見かけます。そして、もう一つのリスクが実はあります。自国よりも金利が高い時は何か理由があります。今のアメリカ合衆国のようにインフレを抑制するためなら、まだわかりますが、そうでない国が実際に多いです。国内情勢が不安定だったり、発展途上国だったりとカントリーリスクが原因だったりします。そうなると、最悪満期の時に預けている国が何かあったり、その銀行が実は破綻していたりとわからないことが起きる可能性が高くなります。結局、上手い話には気をつけた方が良いという事です。
長期投資をするなら
結局、地味ですがネット証券で投資信託を地道に購入する方法が堅実になります。もし、動きが少なく退屈なら、自分のリスク許容内でFXなどをしても良いと思います。条件はリスク許容範囲内でです。運よく利益が出ることもありますが、そうでないこともあります。その覚悟あればとなります。
監督がしない理由
監督のような中高年には時間があまりありません。これから資産形成をする人はなるべ再現性が高い方法を選ぶべきだと思います。その方法がネット証券で安い手数料の投資信託です。
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