こんにちは。監督です。
FP2級の知識をベースに金融リテラシーの向上に貢献していきます。毎日朝7時に更新しています。
今日のテーマは財務省のお金は誰のものです。
少しエッジが効いているテーマです(笑)
先日、1ドルが150円を超えて財務省の事務次官が会見をしていました。その時に介入をする資金は無限にあります。と報道されていました。前後の文章があると思って調べましたが確認できませんでした。
この様な内容のニュースは切り抜きされて正確な情報が分かりません。意味合いが変わってしまうので注意が必要です。
本題に入ります。資金が無限にあるとは。どういうことかです。財務省と政府、日銀が介入をしています。役割はこのようになっています。
日銀はドルを円で買いに行きます。
政府は財務省と検討して介入を決めます。この時の資金は政府から出ます。
外貨準備残高が27兆円ぐらいあるとニュースで見た記憶があります。このお金は誰のものでしょうか?
実は、このニュースを聞いて監督は違和感を感じています。
①介入した資金はどこから出てくるか
②その条件は誰が指示するのか
③資金が無限にある意味は何か
実際の資金は日銀が準備をして円を買ってドルを売ります。そうなると日銀はドルの保有金額が増えます。円が一時的に高くなります。日銀が保有している資金です。政府が保有している資金です。政府の資金は基本的には国民から税金が一つの柱です。そして、二つ目の柱は外国に貸し出している資金と海外の政府が発行している国債です。三つ目の柱が日本政府が発行する国債です。2番目の柱はただ、保有しているだけで機能しません。以前、日本政府が保有しているアメリカ合衆国政府の発行している国債の保有額は300兆円だったと思います。当然、為替が変わればこの金額も変化します。日本政府の資金は1番目の税金と3番目の政府が発行する国債になります。
そして、全て予算を組んで色んな出来事に備えています。ここで気がついた方はいるでしょうか?そうです。予算を組んでいるのです。③は矛盾しています。予算があるのに資金が無限にあるのはおかしい事になります。行間が足りないのです。
政府、日銀、財務省が介入をするときは外貨準備金を活用しますが、予算として決められているので無限には使えないです。ですが、ひとつだけ方法があります。
特別会計です
特別会計は、各省庁が個別に税金を徴収している会計です。公開はしていないですが、1990年頃まではニュースで取り上げていました。この会計は公開をしていないので、内容がわかりません。過去に旧厚生省がユートピア計画と称して日本各地にレクリエーション施設やホテル、温泉など建設していました。多くの施設は破綻しています。この会計の内容はわかりません。そして、この財源は一時的に郵便貯金から出ます。この仕組みは非常におかしな事になっています。一般会計は国会で審議をして衆議院、参議院で採決をして決まります。特別会計でそのような事がしているとは聞いた事がありません。
行間を読むとこのようになります。
財務省の事務次官は介入の資金は(特別会計でするので資金は郵便貯金から一時的に融通しているので日銀で日本銀行券を発行するので)無限にあります。こんな感じでしょうか。
違和感の正体
これは、監督の想像なので正しいかはわかりませんが違和感はここです。
結局、国民の税金を使っているのに自分のお金のような感覚で無限にありますとコメントするその姿勢は改善の余地がある。という事です。
そして、②は政府と財務省ですね。財務大臣と事務次官とその職員です。
財務省に限らず、政治家も公務員も忙しいようですが、国民が大変な思いをしている事に配慮する必要があります。優秀な方がされていると思うので、手本になるような立ち振る舞いを期待したいです。
それでは、また明日。
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