こんにちは。監督です。
ファイナンシャル・プランナー2級技能士の知識をベースにお金に関する情報をお届けしています。
今日のテーマはこれです。
経済ニュースで出て来るGDPを理解しよう。
最近は新聞以外にネットニュースなど多くの媒体を利用して情報を得ている方も多いと思います。分かっている様でそうでない事もあると思います。
GDPとは
GDP とは、国内総生産のことです。1年間に日本国内の全ての生産された物とサービスの付加価値を合計した金額の合計を表したものです。2021年度の日本のGDPは約500億円です。
成長率は何?
経済成長率は前年度比でどれぐらい変わっているかを表しています。成長率が2%なら500兆円✖️2%で510兆円になります。10兆円増えたことになります。
隣の中国の経済成長率は平均で7%前後になります。先程の500兆円で例にするとこうなります。
500兆円✖️7%で535兆円になります。日本と25兆円も違います。
こう成長率になると実際はどうなるのか
先ほどの数字は、実際のものとは違いますが分かりやすく同じ数字で比較しています。意味している事は経済成長率が高い国は実感ベースで豊かになっていくという事です。日本もこの様な時期はありました。高度成長期とバブル崩壊前です。目に見えて豊かになっていく事が感じる事が出来ました。
少し来ない間に変わったな
その時の日本はこうでした。10年前と全く違う風景になっています。これは良い意味で発展していました。今は、同じような事を言いますが、逆の意味です。いわゆるシャッター街です。発展ではなく衰退です。これが今の日本の経済の状況です。
今はこのようになりました
最近はよく言われるようになりましたが、経済成長率は30年余りほぼ横ばいです。隣の中国は毎年6〜7%で成長しています。数年前に日本を越して世界第2位の経済大国になりました。
これは日本とってみるとショッキングなニュースかもしれませんが必然だと思います。日本はこの30年間で何度も経済的に浮上するタイミングありましたが政府と財務省、経産省は間違った政策をして今の状況になっています。
大企業は利益を上げていますが、納税額は過去最高と言われていますが、景況感はそれほど良くはないです。先日のニュースでソフトバンクが法人税を数年間で4回ほどしか払っていないという内容でした。合法ですので脱税ではありません。ただ、日本の法人税や大企業に対する優遇税制など多くのものがあります。多くの税制上の歪みが今の日本の低成長の原因の一つになっています。
このように一つの用語から多くのことが分かってきます。余り、注目しないものですが、知っていると経済にも興味が湧いてくると思います。
景気をよくするには
GDPは個人消費が60%を占めます。ですのでGDPを上げるには個人消費を上げる必要があり、そのためには収入が増えることが大事になります。収入を上げる事は給料を上げる以外にも方法はあります。投資や副業などで所得を増やすことなどです。
今の政府が経済対策をしっかり出来なく、企業が自主的に給料を上げるようになるには、時間がかかります。そのために個人でできることを少しづつ行動を起こしていくことが大事になります。
今の日本で何が起きているか感じて少しづつ良い未来に向かって行きましょう。
それでは、また明日。
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