LNGの利用から考える

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LNG(液化天然ガス)

世界で液化天然ガスの利用が増えています。背景には温暖化ガスの排出が抑えてられるという事ですが、その反面価格は上昇しています。理由の一つに、ロシアによるウクライナ侵攻が挙げられます。侵攻前はロシアからパイプラインを通ってヨーロッパ各国に天然ガスを送っていましたが、今は止まっています。その為、天然ガスの価格は上昇しています。

もう一つの理由は、アメリカによる禁輸です。アメリカは、天然ガス産出量世界一です。バイデン大統領による政策により、天然ガスの価格は上昇しています。

トランプ大統領の政策

1月20日に就任するトランプ次期アメリカ大統領は、天然ガスの増産を検討しています。単純に価格が下がるだけでなくロシアに対する牽制の意味もあります。

ロシアへの制裁を強めている西側諸国は、思った成果が挙げられていません。その理由に制裁によって物流が分断され、天然ガスや石油などの資源価格が上昇しています。資源が欲しい国にとっては高くても購入します。ロシアにとってメリットがある国には、安く提供をしています。その恩恵を受けているのが中国やインドです。ロシアから安く資源が買える為です。

今のバイデン政権がしている政策には、疑問符が付きます。確かに、ロシアのウクライナ侵攻は、問題がありますが欧米の対応も解決が出来る様には思えません。その部分では、トランプ次期アメリカ大統領に期待する人も少なからず居ると思います。

世界の海運の燃料はLNGに

2025年1月6日の日本経済新聞の朝刊の1面に出ています。重油からLNGに変わっていきます。その為には、大量のLNGが必要になる事と輸送が大事になります。アメリカ合衆国は世界最大のLNG産出国です。増産をして価格を下げる政策をします。

商船三井など海運3社、LNG船4割増 安定供給へ1兆円 米国の生産増見込む

2025/01/06  日本経済新聞 朝刊  1ページ  1531文字  PDF  書誌情報

 日本の海運大手3社は2030年度までに液化天然ガス(LNG)運搬船を合計で4割超増やす。投資額は計1兆円を超える。トランプ次期米大統領が天然資源の開発を掲げるなど世界のLNG生産は拡大する見通し。大型投資でエネルギーの安定供給につなげると同時に成長市場で主導権を狙う。(中略)

米国ではバイデン政権が石油・ガス開発への規制を強め、LNGの新規の輸出許可を凍結している。しかし、トランプ氏は凍結を撤回し、輸出が拡大するとみられている。もともと米国のLNG輸出量は23年に1140億立方メートルの世界首位で、カタール(1084億立方メートル)やオーストラリア(1074億立方メートル)を上回る。
 米国内の増産や輸出認可の凍結解除が実現すれば天然ガスの価格は世界で下がる公算が大きい。価格の高騰で停滞しているアジアでのガス転換の動きが進む可能性もある。
 石炭に比べ二酸化炭素(CO2)排出量が3~4割少なく、アジアの新興国でも脱炭素政策を進めるなかでLNGの需要が高まっている。(以下略)

2025年1月6日日本経済新聞 朝刊より引用

一面だけで判断するのは危険

バイデン大統領は、世界の事をトランプ次期大統領はアメリカの事を考えている様に見えます。本当に世界にとって何が良いのか。その先に自国の利益がある様に見えます。発言も大事ですが、行動も大事になってくると思います。

これは、自分達にも言える事です。何を発言しているかよりもどう行動したのかが問われていると思います。良く見て判断しましょう。

それでは、また明日。

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