年金はいらないのか

年金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

年金問題の複雑

年金不要という意見の理由は何か。我々が払っている保険料が年金受給者に支払われている事だが、(保険料を払っていない)という枕詞が隠れています。

たまたま、早く生まれたので金銭的に徳をしている

だから、我々も同じ様に徳をしたい、もしくは払った保険料を返して欲しい。というのが多いと思う。

良い時代を生きたので、年金が多く貰えている

この様な事が起きています。

ここでいう『年金』とは何か?国民年金(老齢基礎年金)か厚生年金(老齢厚生年金)の事か。年金基金の事か。非常に曖昧になっています。なぜ、曖昧になるのか。理由は簡単で年金制度を詳しく教えていないからです。

多くの人のイメージはこうです。

毎月保険料を払う。会社に勤めていると天引きされる。65歳になると年金が支給される(金額はわからないけど)。支給される年金に種類がある事を知らない。専業主婦の年金はどうなっている。最近は、年金に関するニュースが増えているので、多少知識が増えていますが、それでも『払い損』というイメージは拭えないです。

どこかの大学教授が出した格差

今の90歳と0歳では5000万円以上差が出てくる(可能性がある)という内容の表を見ました。90歳は保険料を払わないので徳をしてこれから成人に人は多くの保険料を払うのでその差が5000万円になるという事です。

おかしい事になっています

今の保険料を払っても満額払って800万円ほどになります。月に2万の保険料で960万円です。90歳の人は約30年ほど年金を受給していますが年間で80万ほどです。2400万円になります。

この試算の最大の間違いは年金を全て合わせている点

年金はベースな物が、国民年金と厚生年金になりますが、年金を払っている時は保険料と呼ばれます。実施に受け取るときは国民年金が老齢基礎年金に厚生年金は老齢厚生年金に名称が変わります。この点で、多くの人が分からなくなります。そして、制度上仕方ないですが、サラリーマンの奥さんが専業主婦の場合は、本人は国民年金を支払いをしていません。ですが、これは表現が正しくなく厚生年金の中には入っているという表現が近いと思います。なぜ、このような制度があるのか。年金制度ができた昭和35年ごろは、結婚すると女性は専業主婦として家庭を守る様になり働く人は少ないという社会事情がありました。厚生年金、受給者の配偶者は国民年金が払わない様になっています。今は、共働き世帯が増えているので専業主婦が減っています。

今の年金制度

年金制度だけではないですが、日本の多くの制度が今の現状にあっていません。そして、年金の格差の原因は厚生年金と企業年金です。特に企業年金は格差の温床になっています。バブル崩壊から数年間は大企業を中心に福利厚生の一環で企業年金を充実していました。ですが、今は企業年金も廃止されており年金制度の格差は大きくなっています。

年金制度は大事

年金が老後の生活の全てを賄う事は出来ませんが、収入の一部として機能しています。必要がないことはありません。大事な事は、この制度をうまく活用して老後のお金の問題の解決の糸口が見つかります。老後の生活が自由になるには、所得を増やす必要がありますが、現役時代の様な収入ではなく少額の収入を複数を持てば明るい老後が見えてきます。

悲観をしないで、現状から解決をする方がスマートです

それでは、また明日。

コメント

タイトルとURLをコピーしました