国債の発行額減少とは

日本の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

日本銀行のゼロ金利解除から

ゼロ金利を解除した事で金融機関は金利を上げやすい環境が整っています。次に日本銀行が行うは国債発行額の減少ですが、これは紙幣の量的緩和を止める事です。市場に紙幣が流通しなくなるとお金が市場からなくなります。今まではお金の価値が上がっていく現象がこれから起きてきます。

市場からお金が減っていくと何が起きるのか

単純にお金の価値が上がっていきます。今まで多くの紙幣を流通させてお金の価値を下げていました。これは企業は運転資金を借り安くなっています。ですが、現状は違います。金融機関はリスクを取らないので本当に必要な企業に資金が回っていません。

資金が潤沢にあれば景気が良くなります

日本の問題が景気が良くならないと言うよりも、需要がなくなっています。そして、格差が広がっています。この格差は、知らない間にどんどん広がります。その一つが、日銀の金融政策の変更です。金融政策が変更になったことですぐに変化は起きませんが徐々に変わっていきます。その一つが国債の発行残高の減額です。先ほどもお伝えしましたが、市場に資金がへっていきます。その影響で金利が上がっていく事が予想されます。長期金利は徐々に上がっていますが、そして、短期金利も上がる環境が整います。

金利が上がれば

為替が円高方向に向かいます。このことによって輸出企業の業績は悪化していきます。多くの輸出企業は為替だけで利益を上げている企業は急激に業績が悪化していきます。相場をコントロールすることは出来ません。為替は相手の国の事情に左右されます。日本の経済規模がアメリカと方を並べる規模であれば円高に向かいますが、経済格差が大きければ円高にはなりません。この事実を無視して、理論だけで政策を行うと日本の経済は悪化していきます。

トヨタが5兆円の利益

トヨタが5兆円の利益を上げていますが、その理由は外国での販売台数が大きく影響しています。日本の国内では、販売台数を制限して、利益が出る外国で販売台数を伸ばしています。数年前にトヨタの販売店が、全てのディーラーで全車種販売できますが、実際に人気のある車両は販売制限や納車待ちなど起きています。これが日本で1番利益を上げている企業の方針です。そして、多くの大企業は同じように自社の利益を追い求めています。この現象は、自社は利益を出してもその関連企業は市場最高の利益を上げていません。トヨタ自動車の取引企業は直接は約6000社ある間接的には約3万社と言われています。この取引先が、利益を上げているかわかりませんが、構造上下請け、孫請が販売先よりも利益が出ることはありません。理由はコスト削減を要求するからです。生産工程の見直しや人員の配置などをトヨタは取引先の企業に提案をしますが、これを提案と取るかコストカットと見るかはわかりませんが、三方よしではありません。

景気に影響が出てくる

先ほども指摘したように国債の減額は市場から資金が減っていくことを意味します。資金繰りが悪い企業はこのことで倒産していく可能性が高くなりいます。そして、金利が上がり円高になる可能性が高くなります。輸出企業への打撃が大きくなります。景気対策ではなくあくまでも金融政策です。ただ、日本の経済に大きな影響がある点は理解した方が良いです。

何をするべきか

日本経済が良くなるか悪くなるかよりも収支のコントロールをしていきます。これができれば資産形成は出来ます。方法を理解して生活防衛費と資産形成をすれば経済が変わっても耐える事が出来ます。強固な家計を作っていきましょう。

今日のおすすめの本は『となりの億万長者』です。アメリカの億万長者は景気に左右されないで資産を築いていきます。その精神力は目を見張るものがあります。

それでは、また明日。

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