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音楽を奏でるために必要なもの
この時期は、日本各地で吹奏楽コンクールの地区大会が行われています。地区大会から選ばらた学校が全国大会に参加します。吹奏楽部は次のように編成されています。①木管楽器②金管楽器③打楽器④弦楽器になります(監督調べ)。
①木管楽器
フルート、クラリネット、サックス、オーボエ、ファゴットです。価格は、フルート、オーボエ、ファゴットは価格が高いです。100万円以上からで高いものは300万円以上まであります。クラリネットやサックスはそこまで高くはありませんが130万円前後の物もあります。
②金管楽器
トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバです。これもトランペットとトロンボーン、ホルンとチューバに分かれます。トランペットとトロンボーンは100万円以上の楽器もあります。ホルンやチューバはプロが使うモデルで150万円から200万円になります。高いものは300万円以上の物もあります。
③打楽器
種類が多いですが、代表的なものはティンパニーです。サイズにもよりますが、100万円前後からで高いものは200万円以上の物もあります。これは一個の価格です。ティンパニーは2個から使い音程が違う楽器を使います。通常、4台ほど保有しています。最低400万円です。他にもスネアドラムや大太鼓(バスドラム)などあります。
④弦楽器
コントラバスとハープです。コントラバスは数十万からです。ハープは100万円ほどからです。
監督はホルンを吹いているのでこの数年の値段の上がり方は以上です。プロも使う代表的なモデルでアレキサンダー103があります。代表的な仕様はラッカー仕上げでベルカットです。2022年10月からで1,991,000円(税込)です。これが2023年10月から2,255,000円になります。264,000円(消費税24000円)の値上げです。実は、実売価格は申し越しやすくなっています。2割から3割引になっていましたが、今は値引きも少ない様です。
理由はいくつかあります。
過去にも楽器の値上げはありました。それは円安になった時です。そして、値下げになった時もあります。円高になった時です。為替は楽器の値段に影響を受けます。理由は日本の楽器の多くは海外製が多いのです。ただ、ここ数年、日本の楽器も海外と引けを取らない出来になっています。価格が上がった原因の一つに原材料価格の上昇があります。真鍮は銅と錫の合金です。割合によって楽器の色が変わります。銅はここ数年で値段が上がっています。2割から3割は上昇しています。他の金属も上がっています。そして、人件費も上がっています。海外からの輸送費も上昇しています。
なぜ、海外の楽器が売れるのか
一つは有名オーケストラで使われるから。金管楽器の特性で同じパートで同じメーカーの楽器を使用する事が多いです。特にホルンはその傾向が強いです。先程の吹奏楽部だとヤマハやホルトン、ハンスホイヤーなどのメーカーが多いです。ホルンなら50万円から80万円ぐらいの楽器です。音楽大学に進学し演奏家を目指すと先程のアレキサンダーを使う人が多くなります。そして、日本のプロのオーケストラでは、このアレキサンダーかパックスマン、シュミットがほとんどで、金額は200万円前後になります。先程のヤマハやホルトン、ハンスホイヤーなどを使う人は多くありません。
これからどうなるのか
実は、今値段が上がっている原因のほとんどは、ロシアによるウクライナ侵攻が原因です。この問題がなくなれば多くの価格が下がる可能性があります。今の所、ロシアによるウクライナ侵攻が終わる様子はありません。もし、終われば先程の価格も下がる可能性はあります。もう一つは為替です。これは日本の景気が大きな要素になっています。今の日本は景気が良いとは言えません。今の日本は働き方改革によって仕事が減っています。仕事をしないで給料が上がるならその企業は倒産します。これが日本の近い未来になる可能性があります。
ただ、対策はある。
お金の知識を得ることです。そして、支払い方をどうするかは別にして必要な楽器は経費になります。個人事業主としての金融の知識が必要になります。楽器だけではなく、経営的な感覚も必要になります。音楽家なら収入の形は色々出来ます。これがわかっていれば実は楽器の価格あまり関係なくなります。そして、これは想像ですが、今の多くの音楽家の収入はそれほど低くないと思います。そのようになるように努力をされています。ですから、これから音楽家を目指すなら音楽の才能も大事ですが、自分をマネージメントできることも大事です。
最後まで読んで頂きありがとうございます。内容が参考になりましたら、ご家族やご友人に紹介して下さい。宜しくお願い致します。それでは、また明日。
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