企業がフリーランスを仕事をする理由

お金の部屋

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日経新聞の夕刊に大企業が新規事業にフリーランスを活用と出ています。不動産関係で新規出店や開発時にフルーランスを活用する企業が増えていると。理由は自社で活用するとスピード感に欠けるからだと。フリーランスなら早いのか。大企業は遅いのか。フリーランスに頼まなくてもスピード感がある企業は多く存在します。起用する理由の一つにコストが上げられます。フリーランスの人が一つのプロジェクトで報酬をいくら要求するでしょう。100万円、1000万円、1億円。これは事業規模によると思いますが、日本の企業風土から考えるとそれほど多くの報酬を払うとは思えません。総事業費が1億円のプロジェクトでそのフリーランスに1000万円払うと10%が無くなります。他の人の人件費もあります。1億円を出資して利益がどれほど期待できるのか。多くの場合、利益が出る事業ばかりではありません。不確定な事業を自社の社員で行うよりもリスクが少なく済む可能性があります。そして、多くのフリーランスと仕事をしていくと人脈も広がり、知識も増えていきます。そうすると社員で同じ様なことが出来ます。フリーランスと仕事をすることで自社の社員のレベルも上がる事を期待している可能性はあります。

ここで、日本の労働環境を考えます。

少子高齢化で労働人口は減っていきます。定年後の収入は現役の60%とも50%とも言われています。これは年齢によって収入が決まることを意味しています。もし、能力が加齢によって下がるなら収入は減って行くことは理解ができます。ですが、能力は変わらないが収入が減る事は納得がいかないと思います。若い人は少なくなり労働人口は減っていきます。先ほどの話ではないですが、60歳以上の人も働いていく必要があります。もし、今までよりも少ない人数で同じ利益を出せれば生産性は上がります。多くの仕事を人以外でできれば人が生産性は上がります。そして、一人の人が複数の仕事をすることが出来ば、収入も上がります。そして、時間に縛られない様になります。その時にこの記事のようなフリーランスを活用するでしょうか。自社の社員よりのコストが安くリスクが低いからでは、上手くいかないでしょう。両社がメリットが出るような関係性が構築できます。

社員も同じ

社員がコストになっている企業の経営者は上手く経営できません。一時期コストカットと呼ばれていた自動車メーカーの社長がいました。その企業はいまだに経営は順調にいっていません。もう少しのところまで来ていると思います。取引先も社員もコストと見ていたら上手くいきません。価値を提供できればコストで無くなります。ですから、社員も自分がコストではなく取引先や勤めている会社にどの様な価値が出せれば業績が伸びるか常に試行錯誤していればいつか結果が出ます。その結果を見て次に進む道を決めます。

数年後には企業も変化していく

大企業もそうですが、中小企業も変化を迫られています。今までのような働き方では社員は定着しません。社員が働きやすい環境を作ることも大事になります。その変わりに社員は能力を上げる必要があります。そのスタイルが確立されれば日本の社会は大きく変化していきます。

まとめ

世界の先進国は同じ様に少子化になっています。そして、多く国はその解決策が見出さていません。その中で日本は終身雇用が終焉を迎え、年功除列も崩壊していきます。その中で新たな働き方が模索されています。その一つは今日紹介した大企業のフリーランスの起用です。ですがこれは『解』ではありません。企業も社員も変われば世の中は良くなります。大事なことは優劣ではなく自分が納得できるか。そして、必要な収入を得られるかがポイントになります。収入が低ければ意味がありません。退職金もなくなるなら生涯収入は下がっていきます。それを補うには、複数の収入が認められるか起業やフリーランスなどの働き方が重要になります。その中に、資産に働いてもらうことも考えます。そうすれば時間に関係なく収入は増えていきます。安心して生活ができます。このように複数の収入が得られるようにしていきましょう。

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