こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報を発信しています。毎日朝7時に更新しています。
『家』が社会の単位
先日、こども家庭庁という新しい庁が発足しました。日本人はあまり意識をしていませんが、社会の最低単位が日本では『家』になっています。この社会の最低単位が『家』になっている意味をあまり考えたことはありません。それは、古くは武家社会まで遡ります。鎌倉幕府の御成敗式目が武家社会での法律になっています。武家社会では『家』を存続することがベースになっています。ですから、当主が亡くなるとお家存続の危機になります。そして、江戸時代になると徳川幕府が長い間支配していくために地方の武家の財政的にダメージを負わせるために参勤交代を行います。藩を監視する仕組みも当然あります。今の社会の公安と同じです。時の権力者は必ずこのような仕組みを作り、政治体制を維持するために必要だと考えています。この流れがあるために『家』が一つの単位になります。実際はわかりませんが現在の民法も『家』が社会単位になっています。税金での相続もやはり『家』単位です。家が存続するようになっています。
『家』が最低単位による弊害
ここに来て、社会が大きく変化しているため、『家』では家族を繋ぐことが出来なくなっています。社会問題になっている引きこもりは家族の関係にも変化が起きています。これは、今まで家長として生きてきた父親がそうでなくなったためです。1990年代のバブルが崩壊してから、多くのサラリーマンは会社が存続するために大量のリストラをされます。今まで会社に行っていた家の家長が職を失います。その姿を見て、離散する家族が増えていきます。なぜ、リストラされるのでしょうか。理由は簡単です。バブル時代は特に準備をしなくても収入は上がり、総中流社会になり多くの人が裕福に生活をしていました。その前提が崩れて、社会が大きく変化したときに対応ができないサラリーマンがいたことが理由です。そのサラリーマンは社会に不満を言っていますが、残念ながら良くはなりません。このように『家』単位ではすでに維持が出来なくなりました。
社会の変化を
出生率が下がっている原因に子供を産み育てることが出来ないと言われていますが、多くの人はその前の結婚が出来ない事も指摘されています。ですが、結婚をしないと子供が産めないなら、フランスのようにシングルで産み育てる仕組みを作ることも検討が必要です。家族の形は世界では、変化しています。デンマークでは37の家族の種類があります。日本のように基本的に一つではないのです。性が多様化し、家族の形も多様化しています。ここで、先ほどの『家』単位で考えている日本は思考停止状態になります。多くの社会問題が発生していますが、その問題を政府でも社会でも浸透もしないため、対策が遅くなっています。この時に、学校の道徳で取り上げる必要があります。大人も子供も多くの問題を共有して、対策を考えるべきです。今の中高年の中にパワーカップルで自分たちの生活を豊かにする夫婦がいる原因の一つはこの生活をある時期に推奨していたからです。このような生活スタイルが流行っていました。そして、子供を産み育てることがコストと言われていた時期もあります。このような考えを発信するメディアにも問題がありますが、その考えに共感する社会も問題があると考えます。子供、結婚も夫婦生活もコストではありません。コストと考えると資産は増えていきません。
『家』は変化
政府がどのようにしても『家』の形は変わります。変わった『家』の形に社会や政府は対応ができなくなります。結婚をしなくても、シングルマザーやシングルファーザーは増えていきます。これはサラリーマンでなくても仕事が出来、ある程度収入があればこのようなライフスタイルが定着します。そして、それぞれが収入があれば、結婚ではなくパートナーとして生活をしていきます。税金の知識を多く持っていれば、節税をしながら資産を増やしていくでしょう。多くの変化が起きてきます。政治体制は変わりませんが、多くの国民は政治に関心は低くなります。理由は政治が国民に影響を与えにくくなります。ですが、国際紛争や大きび自然災害が日本で起きた時に、日本社会はある意味崩壊していきます。その前にしっかり政府が対応していかないと、この国はある意味『亡国』となるでしょう。ですが、多くの国民には関係がありません。その頃には、国民がそれぞれどこにも依存しなくて生きていく術を持っているからです。このような生き方ができれば、経済的な自由や社会的な自由など多くの『自由』得ることが出来ます。
まとめ
日本の『家』制度が崩壊します。新しい働き方によって、依存しない生活ができれば若い多くの国民は新しい『自由』を得ることが出来ます。問題は中高年です。変化ができない人は社会に取り残されるか、逃げ切れるかどちらかです。自由を得たいなら、今からでも考える必要があります。その選択が合っているかは10年後に分かります。もし、10年後豊かに行きたいなら資産を作りましょう。
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