給料が上がること

こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報を発信していきます。毎日朝7時に更新しています。

年収が上がるとは

大手企業を中心に給料が上がるとニュースになっています。良いことですが、額面が上がった分が手取りが増えるわけではありません。今一度、自分の額面と手取りの関係を確認しましょう。

1000万円以下の年収をもらっている方は68〜80%が額面となります。税金と社会保障費を引かれた可処分所得(手取り)です。1000万円以上になるとこの割合が増えていきます。年収が低いときは、年収の80%ほどになります。200万円の年収なら40万円が税金と社会保障費になります。手取りが160万円になります。500万円になると税金と社会保障費は113万円(22.6%)になります。これは累進課税という制度で、収入が増えると税率が上がる様になります。ちなみに2000万円の年収は約693万円(約34.6%)が税金と社会保障費になり、手取りが1307万円になります。これは目安で、扶養家族や医療控除、ふるさと納税などで変わります。

現実は厳しい

収入が上がった分が手取りにならないということがこれでわかったと思います。年収が上がっても、生活レベルを変えなければ資産は増えていきます。そして、ある程度、資産を貯めてから資産を使っていく方が減っていかなくなります。最初に使う生活費が分かればそれ以上使わないようにします。例を挙げるとこうなります。

年収が500万円で可処分所得が387万円であれば、出来れば50万円を先に引きます。337万円になります。引いた分で、生活ができる様にします。これが難しいなら、生活費を出して、収入を上げていきます。例えば、年間で400万円使うなら資産を貯める分が55万円なら455万円が手取りになります。そうなると600万円近い年収が必要になります。月収で50万円です。

これを参考にして頂けるとイメージが湧きます。収入が増えても支出をコントロールできれば資産が増えていきます。

支出のコントロールは難しい

実際は難しいです。人は欲望の塊です。そして、見栄もあります。常に他人と比べてしまいます。これが人の本質のひとつです。資産形成をしたいなら支出に優先順位をつける必要になります。資産が形成されると資産を増やしたくなります。これも人の本質のひとつです。今度は使う事が出来なくなります。資産を貯めることが出来れば、資産を使うことも必要になります。ですから、先ほどのように貯める金額を決めたら残ったものは使います。この様になると、資産形成はかなりうまくいっていると思います。支出をコントロールするポイントは固定費の見直しです。住宅費や保険、自動車など見直しをして固定費を下げていくことが最初の一歩です。

まとめ

給料が上がる方も多いと思ったので、年収と手取りの関係に触れてみました。実際は個人によってかなり違います。ある程度目安ですが、年収より少なることは理解出来たと思います。そして、増えた分を支出にしないように気をつければ資産形成に近づきます。支出のコントロールの基本は固定費の見直しです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。内容が参考になりましたら『いいね』コメントをお願い致します。それでは、また明日。

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