高校2年生とは

音楽の話

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1年生の冬が終わる

体力作りや基礎練習、合唱などをしながら1年生が終わります。そして、2年生に進級します。非常に当たり前の事が起きます。今まで、1年生で良かった事が下級生が出来るとそうでなくなります。個人的には、同じ楽器を吹く人が増えることは喜ばしいことでした。下の代は5人入りました。基礎的な事を教える立場になりました。

間にいる感じ

1年生と3年生の間にいる感じは微妙でした。監督としては3年生を支える事が役目だと思っていました。ですが、上級生と下級生の関係は強固なものです。その間にいるのは難しい感じでした。多分、自分達の一つ上の先輩も同じ感じだったと思います。その立場にならないと理解出来ないと感じました。

この年は多くのことが起きる

例年通り、多くの依頼演奏や部活見学などありました。その年の夏は硬式野球部が甲子園に出場します。当然、吹奏楽部は応援に行きます。基本的に1、2年生中心で応援に行くことになっています。ですが、コンクールシーズンなので3年生も応援に行くことがあります。盆の時期には富士吉田市で合宿もします。その時も甲子園で応援があります。最終的にベスト4まで勝ち進んだ為、合宿が終わった後も甲子園に応援に行くことになります。当然そのような用意はしていません。男子はあまり気にしていませんが女子部員が8割入る部活なので大変だったと思います。

この年の定期演奏会は2日間で4回公演をする

秋には定期演奏会を開催します。25回目の記念演奏会だったのでそれまでのコンクール自由曲を演奏することになります。そして、一日2回公演を二日間行います。1年生の時は3日間で一回ずつ演奏会でした。この2回公演は、今考えても高校生だから出来たとしか思えません。そして、曲目はイベール作曲の『寄港地』、矢代秋雄作曲『交響曲第4楽章』、ドビュッシー『祭り』、レスビーギ作曲『ローマの祭り』、名取吾朗作曲『地底』、ラベル作曲『ダフニスとクロエ』です。この曲を合奏の回数が2〜3回で本番になります。実は、この回数の練習が集中力がつくと思います。合奏の回数ではなく内容が濃いことと自分たちで考える様になっている様になっています。基本的なことは自分達で解決していかないと終わらなくなります。

合奏の回数が少ないのは

基本的に時間が少ない事がありますが、回数が少ないのは1年生の時もそうです。1年生で最初に合奏をした時に基本的な事を教わりますが、その合奏の一回だけです。ただし、必ず曲を合わせる前にハーモニーを合わせる『スケール』を合奏します。番号がふっています。全てが効率的な練習になっています。時間が押すことがあっても合奏する部屋の前で待っています。

合奏が終わると知恵熱が出る

合奏の回数が少ない為、合奏が終わると知恵熱が出るほど頭が痛くなります。部屋が小さいので酸欠状態になることもありますが、それほど集中しています。指摘された事が次に修正されること。パート練習をして、先生に指摘されることは事前に練習します。この様に合奏に臨むまでに個人で譜読みをする。出来ない所は先輩や同輩に聞いて解決する。パート練習をしてハーモニーとの縦の線は合わせる。この状況で合奏に臨みます。最初は部長か副部長が合わせをします。ある程度できれば先生が合奏をします。ある程度できれば指示をして終わります。曲の出来によっては2回で本番もあります。

ポイントは自然と団員が曲目の理解をしている事です。この理解をしている人が多ければ曲の仕上がりは違います。当然、理解が難しい曲もあります。先ほどの自由曲では名取吾朗作曲の『地底』や矢代秋雄作曲の『交響曲第4楽章』は現代曲です。高校生は慣れていくと現代曲でも良い響きが出せる様になっていきます。

この練習は、社会人の団体でも参考になります。ポイントは長い時間が大事ではなく曲の習熟度が大事になります。全員が曲を理解することが大事になります。これは、コンクールで賞を取る事が目的ではなく音楽を奏でる上で必要なことだと思います。『全員が曲を理解すること』が音楽を楽しむために必要な要素だと思います。そして、社会人なら時間はないと思います。そのために工夫が必要になります。

無事に定期演奏会が終わります。聞きにきていただいたお客様が喜んで頂いていたので良かったと思います。個人的に反省する部分があった演奏会でした。この反省が次に向かう活力になります。

次は2年生の冬になります。それでは、また明日。

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