こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報を発信しています。毎日朝7時に更新しています。
働いたお金をどのように増やすか貯めるか悩まれる方が多いと思います。多くの方は貯金をされる方が多いですが、インフレの今の日本では投資に興味がある方もいます。それぞれのメリット、デメリットを考えてみます。
預金(貯金)
金融機関にお金を預けることで、預け先は銀行とゆうちょ銀行(旧郵便局)になります。銀行にお金を預けると預金でゆうちょ銀行は貯金となります。
メリットは
法律で預けたお金に金利が付きます。バブル崩壊までは金利は7%前後でしたが、今は0.1%以下になります。金利も含めて1000万円までは保護されます。金利等がかからない決済用口座の場合は全額保護されます。
デメリットは
インフレに弱いことです。インフレは物価が上がることです。去年一個100円で購入出来たが、今年は110円になります。10円値上げです。1万円持っていれば去年は100個買えましたが、今年は約90個買えることになります。もし100個買おうと思えば11000円必要になります。これがインフレです。お金の価値が下がっていきます。ですから金融機関にお金を預けても価値が下がっていきます。
投資
証券会社で口座を開設して株式等を購入します。株式は証券取引所で価格が上げ下げしています。法律で元本が1000万円まで保護されますが、外国の商品の一部は保護されません。
メリットは
配当などのインカムゲインが見込めることです。投資方法は複数あるので、多くのインカムが期待できます。このことがインフレに強い理由です。
デメリットは
投資は相場商品ですので、元本割れによるリスクがあります。多くの商品が存在し、詐欺まがいな商品も存在し複雑です。
投資が難しい理由
株式は相場商品です。相場を当てることは難しいです。これが基本です。そして、個別株を購入する単位が100株からになります。1株が1000円なら、購入金額が10万円必要になります。
手数料
株式投資の原理は、株式市場で公開されている株式を証券会社と通して購入します。この時に手数料がかかります。手数料は購入時、保有時、売却時になります。多くの証券会社の手数料が高くなります。今は、ネット証券があるので、手数料はかなり低く抑えられます。
売却益
株式の価格は、その会社の業績や景気の状況によって上下します。例えば1株を1000円で購入し、1500円で売却すると1株あたり500円の利益が出ます。実際には100株単位で売買するため利益は50000円です。売却益にも税金がかかります。税率は、所得税と住民税合わせて20.315%で、約10157円で利益は39834円です。
配当金
会社は配当金を株の保有数によって払います。1株20円の配当を出すなら100株保有していれば2000円払われます。配当金には税金がかかります。税率は所得税と住民税合わせて20.315%で、約406円で利益は1594円です。
おすすめの方法
監督が薦める方法は、現金は生活に必要な分を貯めていきます。例えば半年から1年分です。年間の生活費が400万円であれば、200万円から400万円を貯めるようにしていきます。この金額以外を株式投資します。急に現金を貯めることは難しいと思います。これは、数年かけて、貯めていきその間も投資はします。投資は早くする必要があります。理由は時間が大事になります。それは複利の力を使います。複利の力を使うには時間がかかります。20年以上の時間が必要です。
積立NISAの活用
投資は積立NISAを活用します。NISAは2023年までは一般NISAと積立NISA、ジュニアNISAの3種類です。最大の特徴は利益に対して非課税になる事です。その枠は年間で一般NISAが120万円で期間は5年間、積立NISAは40万円で期間は20年です。ジュニアNISAは80万円で期間は5年間です。ただし、ジュニアNISAは今年で制度は終了となります。
2024年から新制度になります。現行の制度と並行して新型NISAの概要はこの様になります。年間の投資額は360万円(全体の元本は1800万円)、期間は恒久(無期限)となり、利益は非課税になります。これが、簡単な概要です。
仮に月に10万円投資信託を購入し、期待リターンが5%で15年間投資すると約2672万円になります。元金1800万円です。2672万円を4%を毎年取り崩すと約106万円になります。老後の資金としても良いですし、続けて、投資をしていき増やしていくことも可能です。
老後のお金は、このような形になります。
年金、投資信託からのインカム、貯金(生活防衛資金)、出来れば副業などの収入。これで、安心できると思います。基本的に生活費は年金と投資で賄います。貯金は足りない時に補填します。副業からの収入は現役時代に準備します。これは、生活費がどれだけ必要かによって変わります。足りないなら、何かで補填します。その補填が副業です。
まとめ
貯金と投資のすすめですが、どちらか一択ではなく両方使います。特に資産形成には、両方大事になります。理由は貯金は生活を守るためです。投資はお金を増やすために必要です。そして、もう一つは副業などの収入をつくります。これによって、老後の生活だけでなく、今の生活も安定していきます。収入の柱を増やしていくことによって、それぞれは少なくても合わされば生活は安定していきます。この複数の収入がとても大事になります。最低でも、貯金と投資で資産を増やしていくことが大事になります。うまくいけば支出よりもインカムなどの不労所得での収入が増えれば再現性が高くなります。
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