都市鉱山の現実

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こんにちは。監督です。資産形成や老後の資金に関する情報や経済ニュースを発信しています。毎日朝7時に更新しています。

都市鉱山とは、電子機器や家電製品などに使われているレアメタルや非鉄金属のことを指しています。東京オリンピック2020の金メダルの材料に基板などの非鉄金属を溶解したものを使っています。

政府は東南アジアにある電子部品を回収し、都市鉱山を使う様に広島サミットで表明されています。解説の中で日本は資源が乏しい国でそのために海外から使えるものを回収したいという内容の記事でした。

実態はどうなのか

日本から海外に輸出されている鉄スクラップは年間で938万トン(2020年時点)、非鉄金属は銅スクラップが40万トン(2021年時点)となっています。他にもアルミスクラップやステンレスなども輸出されています。非鉄スクラップは海外の企業が日本で加工して中国などに輸出をしています。

都市鉱山が必要なら

実態は、日本で発生した家電品や電子部品などは家電リサイクルで再生やマテリアルリサイクルで再生しています。ですが、その一部は海外の企業が日本で工場を建てて解体し、素材ごとに分けて本国に輸出しています。日本の非鉄メーカーでは購入出来ない事が問題なのか、海外のメーカーの購買力が高いのかはわかりませんが、実態は日本から輸出されています。国としては、規制をすることもありません。

資源がない日本

日本は資源が国だという認識は多くの国民が持っています。これは、小学校の授業で教えられます。ですが、資源がない国が海外に輸出しています。非常に多くの問題が含んでいます。

安全保障として

日本は資源がない国です。そして、エネルギーもない国です。先ほどの金属は安全保障上でも重要になります。有事になった時に多くの資源を輸入に頼っています。その国が輸出ができるなら国として備蓄が必要になります。製品になったものを輸出すれば日本の中で仕事をし、社員に給料が払われ、輸出をすればそれに関わる多くの企業にも仕事が出来ます。それが、原料のままで輸出されると加工する部分が無くなります。

日本の企業は生産をしないのか

ここで、鉄鋼業の現状をお伝えすると日本の鉄鋼業の生産は高炉メーカーと電炉メーカー、そして鋳鋼メーカーに分けられます。生産のほとんどは高炉メーカーと電炉メーカーで占めます。割合は高炉メーカーが70%電炉メーカーが30%です。ですが、年間に生産量は9000万トン前後になっています。昔は1億トン以上生産をしていました。鉄は、多くの産業で使用されています。この生産が減っていることは日本の産業が少ない事を意味しています。

この例からわかる事

日本は資源が少ない国です。その国が資源を輸出しています。この国の問題は経済対策がうまく機能されていないことです。そのことを批判しても意味がありません。もし、お金の心配があるなら対策をする必要があります。ここで紹介しているように収支のコントロールです。しっかりできれば、資産を作ることと生活が安定していきます。そして、お金の心配が減っていきます。これは、難しいことではありません。実践するかしないかだけです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。内容が参考になりましたら『いいね』やコメントをお願いします。それでは、また明日。

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