こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。
働けなくなる前に行うこと
人は、必ず死を迎えます。これは全ての人に平等に与えられています。お金持ちも貧乏人も同じです。違うのは、健康的に死を迎えられるか、大病などをして健康的な不安を抱えながら死を迎えるのか。『死生観』は人によって違うので必ず病気をしたから不幸と感じるとは限りません。その経験が最後の時に幸福感を与えることは良くあります。
本題です。
仕事の能率が下がっていく事で収入が減っていきます。そして、多くの人が支出のベースが現役時代の収入がベースになっています。その支出は人によって違います。ですが、共通しているのは、収入と支出の差があまりないと収入がなくなった時に生活が出来なくなります。月に50万円の収入で50万円の支出をしていれば蓄えを作る事ができません。この状態がいつまで続いているかによります。多くの人は、お子さんが学校(特に大学)を卒業をするまでがお金がかかる時期です。その時の年齢が何歳かによります。結婚して早く授かったお子さんなら巣立つ時期も早くなります。当然、若い時のお子さんは経済的な負担は大きかったですが、その経験が年齢を重ねると恩恵を受けます。晩婚化によってお子さんが巣立つ年齢が上がっています。30歳前後で最初のお子さんを出産すると大学を卒業する時は52歳になります。もし3歳違いの下のお子さんがいれば55歳になります。この時期は収入と支出がほぼ同じになります。資産形成は難しい時期になります。これは、子供の有無ではありません。夫婦2人で生活していて収入と支出の差がない家計は実はもっと問題が大きいのです。お子さんがいることが原因なのか、単に支出をコントロール出来ていない為差が生まれないかは家計に対する考え方が違います。より重症なのは後者です。家計を改善する方法はあります。
老後の準備する前に
大きな準備は2つあります。
①老後の生活のイメージ(目的)
②現在の家計の状況の確認
①について
自分たちの老後の生活が現役(今)と違うのか、同じなのか。どのような生活をしたいのかが大事になります。その意思(考え方)が大事になります。悠々自適な生活をしたいならお金は余裕がないと生活が出来なくなります。毎日、少し仕事をしながら生活をするならその収入があるので余裕がある生活が出来ます。ただ、年齢を重ねると支出は減っていきます。唯一増える支出は医療費です。これも、入院費以外は最大でも3割負担です。高額になれば戻ってきます。
②について
テクニカル的に話ですが、今時点の家計をチェックします。収入と支出の差があるのかないのか確認します。そして、差がない人は差が出来るように改善できるか確認します。差があっても貯金や資産がない人はその理由を確認します。差があって、貯金がある人、貯金と金融資産がある人に分けられます。自分がどこに分類されるのか確認します。
確認が出来たら
先ほどの①と②が大事になります。①は理想の生活なので生活費がいくら必要になるかがわかります。②はその為の現状がわかり、改善策が導き出せます。
①は、その生活をするには月にいくら必要か確認します。方法は今の生活費を確認します。そして、今の生活以外でしたいことの費用を調べます。例えば年に一回海外旅行に行くことやシーズンごとに温泉旅行に行きたいなど。趣味を充実したなど。家のリフォームや車の購入など。自分のしたいことを全部書き出します。例えば、生活の拠点を変えたいこともあれば出していきます。その時に大事な事は家族との意思の疎通が必要です。
②先ほど出した費用と現状の資産状況を確認します。収入と支出のバランス。貯金や金融資産の有無。この差が開いているなら縮める必要があります。
時間が大事になる
共通した問題は『時間』です。例えば、先ほどの例でお子さんが巣立つ時が55歳なら定年を迎えるのは、60歳から65歳になります。そうなると最大でも10年後には老後の生活が訪れます。先ほどの足りない金額が仮に2000万円ならこの2000万円を10年で作る必要があります。単純に年間200万円が必要になります。月に約166000円必要になります。計算上ですが、月に13万円で期待リターンが5%で投資信託を購入すると10年間で2006万円になります。この期間が15年になると年間約133万円になります。この時点で67万円の差が出ます。月に5万円程度の差が生まれます。月に11万円です。もし、夫婦2人の収入があってそれぞれ5万円ずつ捻出できれば10万円は作る事ができます。資産を作るポイントは貯められるお金の金額と時間です。この二つが多ければ資産は大きくなり、経済的に自由になれる可能性は大きくなります。
もう一つ
収入や時間が大事なことは先ほどお伝えしましたが、もう一つ大事な事があります。それは支出のコントロールです。このポイントは2つです。固定費の削減と消費の優先順位を作る事です。節約というと苦しい側縁が強いが固定費を見直しすることで『苦しい』という側面が軽減されます。人によっては月に5万円ほど下げられます。もう一つは消費の優先順位です。人は生きていく上で多くの消費をしています。この消費は二つに分けられます。それは、生活に必要な消費と生活とは関係ない消費です。優先順位をつけるのは生活に関係ない消費です。生活に必要がない消費を見直しが出来ると支出を見直しができます。
まとめ
老後が始まる前の準備①どのような生活がしたいのか②家計の確認の二つです。①は自分の理想の生活やしたい事です。②はその生活をするには足りているか足りてないか確認します。
もし、家計が毎月赤字になっているなら改善する必要があります。後は老後になるまでの時間がどれぐらいあるのか確認します。老後の準備は人によってかなり違います。多くの人はサラリーマンとして働き収入も出世すれば収入が増える人もいればそうでない人もいます。ですがその収入で生活ができる様になっています。自分の家計の今の状況を確認しましょう。
今日の本は『となりの億万長者』です。本のコーナーで1番多く紹介していますが、その方法を実践すれば誰でも億万長者になれる可能性はあります。億万長者でなくても資産5000万円の黄金持ちになれる可能性は十分あります。そのマインドと方法を実践すれば良いだけです。真似をしていきましょう。
それでは、また明日。
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