老後資金の考え方

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こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。FP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

人生の中で大きなテーマの一つ

老後のお金についていくら必要か話題になります。結論は『その人にあったお金が必要』になります。理由は以下の通りです。①現役時代の生活レベル、②老後へ移行するには時間がかかる、③終わりは誰にも分からない。それぞれ解説します。

①現役時代の生活レベル

仕事をして、収入がある時はその収入で生活をしています。ですが、仕事をしなくなるとその収入が無くなります。その代わりに年金が支給されます。年金は給与よりも少なくなります。この差が大きいと急に貧乏になったと感じます。現役時代の生活を退職をする前に見直す必要があります。もしくは収入が維持できる様に年金以外の収入が必要になります。仮に年収1000万円の人の可処分所得は約660(月収55万円)万円になります。平均的な年金額は国民年金と厚生年金を合わせて約16万円ほどになります。専業主婦の配偶者と合わせても22万円になります。差額は30万円以上になります。これが現実です。

②老後へ移行するには時間がかかる

60歳か65歳か定年退職して、急に隠居生活をする老後のようにはなりません。多くの60歳代は健康的です。隠居生活をするには、時間がかかります。多くの人は70歳代になってから生活に変化が起きます。このように老後の生活へ移行するには時間がかかります。

③終わりは誰にも分からない

誰にも自分の最後は分かりません。日本の年金制度は人生が終わるまで支給されます。この点において年金制度は優れています。平均寿命で男性が81歳ですが、仮に65歳から年金が支給されると16年間、年金が支給されます。年間約70万円が16年間で1,120万円になります。この金額を自分で投資で支給できるには元金がいくら必要でしょうか。5%のリターンなら元金1,400万円になります。年間70万円で20年間貯める必要があります。月額約58,000円です。この金額を捻出できる人はそれほど多くはありません。月額16,000円で先ほどの年金制度が受ける事が出来ます。年間192,000円で40年間で、7,680,000円になります。先ほどの半分で出来ます。なぜ、年金制度が良いかここにあります。自分で準備をするよりも年金制度を活用した方が良いです。多くの人は、給与から天引きされるので意識をする必要がありません。そして、最後の時は誰にも分かりません。

人に合ったお金が必要

ここで、自分に合ったお金が必要になります。現役時代の自分の生活費を出します。そして、生活費が分かりましたら、その支出が老後も必要か考えます。現役だから使うお金と老後だから使うお金は違います。その多くは洋服代です。サラリーマンならスーツを着る人も多いです。数年に一回シャツや靴、鞄、ベルトなど買い替えます。交際費などもあるでしょう。仕事関係で使うお金が分かれば、使う必要が無くなります。ここで多くの人が陥りがちなことは、老後のお金は生活費だけではありません。自宅があれば修繕費も必要になります。病院代も増えてきます。そうなると自分に合ったお金のイメージを作る必要があります。

60歳〜65歳(定年以前)の可処分所得〇〇万円(年収ベース)

定年以後の収入①年金、②退職金や貯金、③労働所得(再雇用も含む)、④不労所得(株式投資、不動産投資)、⑤副業になります。この①〜⑤を現役時代に準備をします。この金額が現役時代の収入と同じなら問題はありません。出来れば①の年金を繰り下げ支給にして、②〜⑤で収入が賄えば問題ありません。理由は年金には、上限が決められています。月額47万円です。この金額を超えると減っていきます。年金を70歳から支給されるようにすると支給金額が1.4倍になります。16万円なら224,000円になります。年齢が上がれば先ほどの③が減っていきます。不労所得の切り崩しは、その年によって変わります。

70歳以降

先ほども触れましたが、70歳から年金が支給されるようになります。支出も変わっていきます。増えるのは医療費ですが、生活費は減っていきます。70歳以降も現役と同じように収入があればお金の心配必要なくなります。ここで重要なものは④不労所得です。不労所得とは、株式投資や不動産投資です。ただ、不労所得は勉強が必要になります。ですが、一度勉強ができれば継続的に増えていきます。オススメは株式投資で投資信託です。特に2024年は新型NISAが始まるので、投資信託で長期投資をしていきます。50歳から20年間投資できるとこの様になります。月に5万円で期待リターンが5%なら20年間でこの様になります。20,290,000円になります。この金額で4%で取り崩すと約80万円になります。ですが、使うのは必要になった時です。

注意点があります

年金収入でも税金や社会保険料は引かれます。金額はその時によって変わりますが、目安は仮に月に20万円なら年収240万円にな利、手取りは約192万円になります。月額160,000円になります。なぜ、新型NISAが良いか。理由は利益が非課税になるからです。2024年の新型NISAで積立投資枠で月5万円なら先ほどお伝えしたように2,029万円になります。元本は1,200万円です。利益は829万円になります。この金額にかかる税金が非課税になります。本来は約165万円の税金がかかります。

もし、年金が月に20万円で手取りが16万円になります。投資からのリターンで月額約67000円が入ると、合わせて227,000円になります。もし、新型NISAで先ほどの例で30年間なら、約4,076万円になります。先ほどの4%で取り崩すと約163万円になります。月に135,000円になります。これなら合わせると295,000円になります。この様に事前に分かれば準備が出来ます。

最後に自分の人生ですから、本人が納得できればなんでも良いと思います。ですが、資産がある程度あれば相続が発生します。相続できる人が決まっていれば良いですが、複数人になれば揉めることがあります。もし、自分の稼いだお金を最後にゼロにする考え方もあります。参考になる本があります。『DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)』という本です。ある程度、現役時代に資産が出来れば、使う事も大事になります。結局、現役時代も老後も『お金』の知識は大事になります。

それでは、また明日。

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