老々相続

お金の部屋

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初めて見ました

『老々相続』。はじめまして。高齢者が高齢者へ相続をする事の様です。この言葉に実は違和感があります。今の相続制度では、夫婦なら配偶者が相続人となります。1億6000万円まで非課税になります。配偶者が亡くなった相続人の生活を守るためこの様な制度になっています。今は、高齢化社会です。当たり前に高齢者が増える社会なので、相続する人も自然と高齢者になります。

増える「老老相続」資産滞留 相続人の半数が60歳以上 若年層は負債増、偏り強まる

2024/10/24  日本経済新聞 朝刊  5ページ  1327文字  PDF  書誌情報

 年齢が高い人どうしで遺産が受け渡される「老老相続」が増えている。2022年時点で相続人の半数超が還暦以上だった。高齢世代に滞留する資産の成長への生かし方や、資産保有の偏りを踏まえた社会保障制度をどうつくるかは、政策課題として重要さを増している。
 遺産を相続する人のうち、60歳以上の割合は52.1%だった。現役世代である50歳代は27.0%、49歳以下は20.6%だった。内閣府が2024年度の経済財政白書で政府の各種資料をもとに分析した。
 亡くなった人である被相続人は80歳以上が19年に全体の7割と、30年前と比べると1.8倍に増えた。想定以上の長生きに備えたり、将来の経済見通しが不透明で子や孫の生活水準低下を防いだりするため、遺産を残すケースも増えている。(以下略)

2024年10月24日日本経済新聞朝刊より)

この言葉の意味の問題

高齢者の資産が高齢者に渡っているという現実です。それなら、相続税を改正する必要があります。若い人に、高齢者の資産が写りやすくする様に税制を変えれば良いのです。

もう一つの問題

そもそも、『相続税を払うほど資産を持っていない』という事実です。通常の場合、3600万円以上ないと相続税が発生しません。資産で3600万円以上を保有している人は20%もいません。ほとんどの人が今は関係ない事になります。

これからは違う

20年ほど経つと状況は変わります。資産3000万円以上は一定の割合になります。30〜40%ほどになると予想します。一定数の人はNISA口座で資産を作り、その資産をベースに生活をしていきます。最低でも5000万円は必要になると思います。そうなれば、相続について理解する必要はあります。

資産を持つ事の意味

多くの人が不労所得で生きていきたいと思っています。その為に、資産形成をします。膨れた資産をそのままにすると減ってしまいます。定期的にメンテナンスが必要になるのです。

ですから、資産はシンプルにした方が管理がしやすいのです。ただ、資産が多くある人はその分管理も大変になります。金融資産が3000万円と1億円では、全く管理が違います。当然、それ以上になれば管理方法の考え方も変わります。一番ダメな方法は、誰かに任せる事です。必ず、最終判断は自分でします。この判断を他人に任せた時からその資産は無くなっていきます。そうならない様に少額から資産の管理をしましょう。そして、配偶者が困らない様に税金の対策も考えていきましょう。

それでは、また明日。

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