異次元の金融政策が終わる意味

お金の部屋

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異次元の金融緩和

日本銀行の異次元の金融緩和の終焉が来ようとしています。それは、一般の人に関係ないようで大いに関係があります。それは『変動型の住宅ローン』です。銀行で住宅ローンを借りる人の約7割と言われています。その金利が短期金利が上がることで返済が上がっていきます。短期金利は10年以上変化していません。その金利が変動することを意味します。

変動金利型の住宅ローンとは

変動金利型の受託ローンは半年に一回金利を見直します。ですが10年以上変わることがありませんでした。この金利がもしかすると上がる可能性があります。ですが、上がった金利分は最後の支払いで調整されます。急激の金利が上がれば上限が決められています。

日銀の金融緩和

実際に金融緩和をなぜしようとしているのか。一つは銀行です。日本の多くの銀行は金利で利益を上げることが難しくなっています。理由は日銀のゼロ金利政策です。銀行が利益が出る仕組みはこの様になっています。日本銀行は日本銀行券を印刷します。この日本銀行券を銀行に渡すことで紙幣としての価値が生まれます。この時に日本銀行へ金利を払います。プラス金利であれば銀行は日銀に金利を払います。ですが、今はゼロ金利政策でマイナス金利になっています。このことは多くの日本人が知っています。日銀は金利をつけて日本銀行券を金融期間に渡しています。銀行は高い金利で貸付する事が出来ません。銀行も金利で利益を出すことが難しくなっています。そして、店舗を持っていない銀行の存在です。店舗がないためコストを抑える事ができます。その代表的に銀行の一つが楽天銀行です。金利が0.1%でした。メガバンクの金利が0.001%でした。金利自体は低いですが、その差は100倍です。

次は産業界です。これは経団連を中心とする大手企業が日銀の金融緩和を願っています。困るのは、中小企業や先ほど例を挙げた住宅ローンなどを借りている人です。短期間なら良いですが、30年などの長期間の支払いがある人は金利を気にする必要があります。

ポイントは金利です。

当たり前ですが、金利の何がポイントになるか説明します。今借りている金利が仮に1%とします。ここでポイントになるのは自分のお金事情です。銀行に預けているなら預けているお金を全て返済にします。理由は先ほどお伝えした金利が0.001%だからです。銀行に預けても増えていきません。次の例は証券口座で投資信託でお金を増やしている例です。期待リターンが5%なら繰上げ返済する必要はありません、理由はお金が増えるスピード(金利)が高いからです。この状態で増やしていくと返済と資産がいつか逆転していきます。借入<資産になります。この状態になれば無敵状態になります。あとは金利の上昇を見て一括返済をしていきます。問題は借入>資産の時です。この時に金利が借入が上回るなら早く返済をしていきます。このルールを理解すれば金利が上がり始めても慌てる必要がありません。

返済計画:年間の返済金額(例120万円 35年間 金利1%)借入金額 35,451,753円

資産計画:年間の資産(年間48万円 30年間 期待リターン5%) 32,615,036円

15年前後で交差していきます。返済額が減っていき資産が増えていきます。そして、資産が返済を上まればいつでも返済が出来ます。あとは金利が先ほどの期待リターン5%を超えるかがポイントになります。返済金利が5%を超えるなら返済して借金をなくします。この様になると金融機関に預金も検討できますが、これも金利がポイントになります。3%以上の金利があるなら預金として1000万円まで預ける事も分散投資としては有効になります。

いますぐ金利は変わりませんが、いつか日銀の金融緩和が終焉します。その時に慌てにようにこれを機会に考えてみましょう。半年に一回届く金融機関からの返済表を見て金利を確認しましょう。それでは、また明日。

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