特別会計について

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こんにちは。監督です。

金融リテラシーの向上のための情報を発信しています。

今日のテーマは特別会計です。

以前から疑問に思っていたことの一部がわかりました。

先日の日経新聞の記事に特別会計にうち8000億円が使われていないという記事が出ていました。監督の記憶では特別会計の予算は400兆円あります。そのうちの8000億円について、勿体無いという内容に記事で削減ができるのではという内容でした。

そこで、財務省のHPから特別会計を調べました。

(1)予算単一の原則と区分経理
国の会計は、毎会計年度における国の施策を網羅して通観できるよう、単一の会計(一般会 計)で一体として経理することが、財政の健全性を確保する見地からは望ましいものとされて います。これを予算単一の原則(単一会計主義)と言います。
しかしながら、国の行政の活動が広範になり複雑化してくると、場合によっては、単一の会 計では国の各個の事業の状況や資金の運営実績等が不明確となり、その事業や資金の運営に係 る適切な経理が難しくなりかねません。このような場合には、一般会計とは別に会計を設け(特 別会計)、特定の歳入と特定の歳出を一般会計と区分して経理することにより、特定の事業や資 金運用の状況を明確化することが望ましいと考えられます。

財務省の令和3年度特別会計ガイドブックから引用

このように最初に書いています。一般会計は単年度の会計でその間や複数年にまたがる会計などがある場合に特別会計を使って予算が執行されるようになっているようです。ですが、予算の内容を見ると違います。

特別会計の予算 493兆円

493兆円の予算があります。そのうち会計間のやりとりで101兆円、国債の借り換えで147兆円差し引くと約245兆円になります。そして、復興経費と地方財政対策などで239兆円になり残りが6.6兆円になります。

驚く事実

ここで驚く事実があります。この予算委は一般会計の約55.7兆円が組み込まれています。この金額は税収と思われます。この資料によると特別会計の中に一般会計分も一緒になり、予算を執行していることになります。そして、予算の項目の中に多くある省庁間のやりとりや国債の返済などです。確か、一般会計にも国債の返還用に約60兆円があったと思います。

予算の問題はここになる。

特別会計は目的がはっきりしているため税金であるが、そのようになっていないものが多くあります。げんに特別会計は20本あるとこの資料には出ています。それぞれ、目的に応じて徴収しています。それが、会計を一つにして、処理をしている実態があります。国会で審議している予算に意味があるのでしょうか。規模が遥かに大きい特別会計にまとえられ、一部はその予算で執行されます。一般会計よりも多くの国債を借り換えをしています。なぜ、返済にしないのでしょうか。

実態

これが特別会計実態です。そして残った6兆円余りで予算を執行しています。大事な項目が多くあります。そこに多くの予算が当てられずにいます。

これが、この国の予算の実態です。そして、マスコミは本当のことを明かすことはないでしょう。国民もそうです。この資料は約200ページあります。この量の報告書を誰が読むのでしょうか。無駄とは言わないですが、もっと効率的になると思います。

我々、国民がすること

全てではないですが、自分達の国の予算の実態に興味を持っていただければと思います。そして、自分達が何をしなくてはいけないか見えて来ると思います。国を批判しても現状は変わりません。ただ、知らないことは、良くないことです。理解した上で行動することが大事になります。

それでは、また明日。

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