物価高と賃上げ

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

政府はこのフレーズをよく使う

『物価高を超える賃上げを実現します』とよく言うフレーズを使います。これは、自分で何もしていない事を言っています。原因はそれぞれ違います。そのことを紐解いて何を我々はしなくていけないか考えてみます。

物価高の原因

ロシアのウクライナ侵攻による原油が上昇したことによってエネルギー価格の上昇と日米の金利格差が起きている円安が主な原因です。円安の原因は日本の景気が悪いからです。日本はバブル崩壊後約30年間のデフレ経済が国民が慣れており薄利多売による経済が身に染みています。本来は利益を上げることが大事になっていますが、価格を下げることで販売をしているので価格以外でのメリットが出せなくなっています。今の物価高に対応が出来なくなっています。

賃上げの方法

政府が大手企業に賃上げを要請しても中小企業は上げることは出来ません。ビジネスは企業間で行なっている物と消費者を相手にして利益を出している分野があります。この二つは利益構造が根本的に違います。企業間の仕事は、対等な関係なのか親子関係なのかによって違います。売り先の力が販売先よりも大きいと販売先は自分の利益を十分に得られなくなります。実際には下請法で守られていますが、実際は発注者が安くしている可能性が高くなっています。

政府が要請する話ではない

企業が利益を下請け企業に還元したり、多くの企業業績が良くなる事が起きるには数年かかります。ですが、今の業績を上げることを経営者は望んでいます。業績改善が出来ない事を経営者が出来ないなら従業員の問題ではなく企業の問題です。企業は業績が改善できないなら賃上げは難しくなります。無理な賃上げにより従業員への皺寄せが増えて、転職が加速していきます。これは、日本の企業にとって良い傾向ではありません。特に中小企業は人材で持っています。ここで判断を間違えると多くの企業はなくなる可能性が高くなっていきます。政府が企業に要請する話ではないのです。

政府がすること

政府ができることをスピード感を持って行う事が必要になります。それは『消費減税』と『公共事業の拡大』です。これは政府ができる政策です。この二つを行うことで日本の景気は上がっていきます。大事なことは日本の企業が仕事が出来る様に仕組みをつくる必要があります。

何をする必要があるのか

残念な事実すが、政府は先ほどの政策はほぼしません。期待をしても意味がないので自分で出来る事は、『家計の改革』です。家計を変える方法がわかれば難しくありません。計算式は非常にシンプルです。『支出<収入』を最大化して余剰したお金を『貯金と資産形成』をしていきます。そして、最初に収入の何%を余剰資金としていくのか決めます。年間の結果を見て次の年にどうするか決めていきます。この家計管理を数年間することで家計は前年よりも確実に改善できます。支出と収入の改善はそれぞれ方法が違います。今まで何もしていない家計なら効果は出てきます。

自分の生活を守ることが大事

GWの最中で、多くの外国人が日本に来日しています。いわゆる『外国人の方が高いものを食べる』現状に、自分たちが貧しく感じています。その感じている比較を変えていくことが大事になっていきます。マウント合戦をしても頂上には立つことは出来ません。その事実を知ればその山に登る必要はありません。自分が決めた道を歩み生活を守る事が大事になります。

今日の本は『となりの億万長者』です。節約や倹約が億万長者の秘訣ですが、マインドも大事にあります。億万長者にならなくても2000万円から5000万円の資産を持っていれば安心して生活が出来ます。

それでは、また明日。

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