楽器の価格が上昇した話から考えるアマチュア音楽家のお金事情

an orchestra performing 音楽のお金
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こんにちは。監督です。

FP2級技能士の資格の知識を中心に金融リテラシーの向上を目指しています。

今日のテーマです。

監督の趣味の一つに楽器の演奏があります。実は某メーカーが日本の国内価格を値上げするというニュースを色んな方面から伺いました。若い方は欲しい楽器が時期によって高く購入したり、安く購入出来たりとその時期によって随分違いが出ています。どうしたら良いのでしょうか?疑問に思いテーマとしました。

アマチュア音楽家の金融リテラシーはどうでしょうか?

音楽を趣味としてされている方の多くのご両親が会社員だったり、自営業だったり、もしくは資産家の家庭もあると思います。

子供はお金持ち?

実は、その御子息はどうだろう。監督の大学生時代の友人はそれほど貧乏な人は少なかったですが、アルバイトをしている人は多かったです。バブル絶頂期だったのでそれなりのアルバイトはありました。いわゆる苦学生はオーケストラにはいなかったと思います。ただ、確認はしていないので本当はいるかもしれません。

意外とお金がかかる趣味です

この趣味は世間の常識よりもお金がかかる物です。楽器によって違いますが、バイオリンは10万円から100万円単位まであります。数億円する楽器もありますが、それはプロの世界です。アマチュアでは高くて100万円ぐらいかなと思います。管楽器はそうはいかないです。時代にもよりますがフルートなどは300万円ほどする楽器もあります。金管楽器でもホルンやチューバは200万円前後のモデルもあります。

最初の楽器は多くはご両親や祖父母に買ってもらう

このような楽器は誰が購入していたかというとほとんどは学生時代にご両親や祖父母などだと思います。子供や孫のしたい事を支援していたと思います。その人が大学生になり、同じように音楽を趣味として過ごしていき社会人になります。

楽器を所有しているので、市民オーケストラに参加します。このような方が多いと思います。

ここで一つ気になる事があります。それは、プロが使用するような楽器を所有していきます。

高校生から大学生になり、多くの事を学びます。高校生とは違いある程度自由があります。その中で自分が買って貰った楽器をレベルアップしたくなります。日本は他の国と違い多くのメーカーの楽器を購入できる唯一の国です。特に東京は多くの楽器店が存在します。これは海外のメーカーから見ると日本市場は魅力的であるという事です。

プロが使うような楽器を使うアマチュアは実は多く存在します。特に管楽器はプロモデルの使用が多いのです。

その人が30代や40代になると買い替えの時期にきます。この時に同じようなモデルを買う人やアップグレードする人も多いです。逆にそのまま同じ楽器を使用しています。

今は何が起きているかというと、世界情勢などで楽器全体の価格が値上がりしています。

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他にもお金がかかります

①所属する団体の団費

②演奏会費

③合宿が有れば合宿費

④個別にレッスンを受けていればレッスン代

⑤演奏する曲目の楽譜とスコア

⑥楽器の消耗品

⑦演奏を聴きにいく費用

規模にもよりますが監督の場合で年間で約15〜20万円です。以前は夫婦で参加していたのでほぼ倍です。これは安い方だと思っています。主に①〜③と⑤の費用です。

他の人で④と⑦にお金をかける人もいます。月に数万円にもなります。

これがアマチュア音楽家の実情だと思います。これに楽器代がかかるのです。値上げは悲鳴が出る理由はここにあります。

楽器を買う方法

購入するにはどうするか。

全額現金か一部ローンか全額ローンのどれかです。この時に支払い方法にあまり考えがない場合があります。

現金で購入しようとするなら

毎月決めた金額を貯金する。収入の何割でしょうか。普通の貯蓄なら10%です。年収300万円なら30万円です。これは手取りではなく額面です。これが最初にできると貯蓄はスムーズにいきます。実際は270万円が手取りになります。30万円減らすと240万円で生活することになります。支出の中で大きいものは住宅費です。実家ならこれはかかりませんが、家によっては家賃相当を家に入れている人もいます。家賃が3万円なら年間36万円です。差し引くと204万円です。演奏会の活動費が20万円なら184万円になります。

ここから、食費と光熱費などがかかります。月に直すと約15万円になります。これなら、生活ができそうですが、住宅費が上がるとこの15万円が減っていきます。ただ、仕事場から近いと交通費が浮くなどメリットもあります。都内なら7万円ぐらいでしょうか。生活費は11万円になります。この11万円で生活ができれば5年で150万円貯まります。ただ、これでは何かあった時に生活を守る事ができないので実際は10年ぐらいかけて貯金をします。こうすれば300万円を貯める事ができます。ここで、収入が上がれば貯金のスピードが速くなります。例えば、毎年月当たり五千円昇給するなら年間で6万円増えます。これも貯金ができれば270万円増えます。そうなると貯金額が570万円になります。そうなると楽器を購入するには十分だと思います。実際は収入が上がると税金があがるので実際は少し少なくなります。

ただ、これでは資産の増え方が緩いと思う人は収入源を増やすか転職などがあります。副収入なら年間300万円以下は雑収入になるので、これも一つの方法です。将来を考えて、プログラミングやブログ、物販などしていけば収入の柱になります。これは、40〜50代になった時に時間が重要になっていきます。若いときは少しの時間で技術は維持されますが年齢を重ねるとできなくなることが増えていきます。そのため、時間が大事になります。その時に、自由な働き方ができるようにする選択もあると思います。もしくはFIRE(経済的自由になり、早期退職すること)をするのもありだと思います。

いかがでしょうか。最初は大変ですが、最初がうまくできれば10年後はかなり見える景色が変わります。

次は、一部現金で残りはローン。

次の全額ローンも同じですが、注意する点は一つです。ローン金利です。もし購入を決めたら、普通は楽器店の提携ローンを組む人が多いと思います。実は、金利がかなり高い事が多いです。ですから、欲しい楽器が決まりましたら、購入の意思を伝えてその日は家に帰りましょう。そして、給料が振り込まれる銀行のフリーローンの金利や両親などに借りれないか調べましょう。この手間が余分な金利を払わなくて済みます。しっかり比較してから購入の手続きをしましょう。もし、遠方から買いに行くなら事前に調べましょう。

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最後に

いかがでしょうか。高額な楽器を購入するにはどうすれば良いかイメージができたと思います。家督も思いますが、楽器は出会なので良い楽器に出会えれば購入した方が良いと思います。資金計画はいつでもできるように準備をすれば良いと思います。

余談ですが

もしFIREができれば、仕事をしないで楽器の演奏ができます。アマチュア音楽の中には憧れる人もいると思います。もしニーズが有ればFIREを視野にした考え方も紹介します。

それでは、また明日。

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