株高と収入

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有していますので、お金の相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

バブル後最高値

2024年2月22日にバブル崩壊後最高値を更新とニュースになりました。多くの経済ニュースはこの話題が中心です。ですが、多くの日本人にとってはあまり関係ありません。それは、証券口座を保有してる割合が26%弱になっています。4人に1人となりいまだに少数派です。

株が上がっても関心が低い

30年前のバブル期もそうでしたが、株が上がっても個人の収入が増える人は一握りです。傾向として株式市場が上昇しているだけでその企業に勤めていたり、株を保有していないと恩恵を受けることは出来ません。その為、多くの日本人は株式市場が上がっても自分の収入には関係がないのが実情です。20代から30代の人のNISA口座の開設数は伸びています。これは、将来の不安で証券口座で長期投資をする人が一定数いると言うことですが、伸びているといっても15%前後です。まだ、少ない印象です。もっと増えても良いと感じます。

最後のチャンス

問題は中高年です。40から50歳の中高年は投資をして、老後の準備をしていくことが必要になります。最後のチャンスの理由は、子育てが落ち着いて収入的に余裕ができる時期です。この時期に固定費を見直して余剰資金を作っていきます。目標は年収の10%です。年収が1,000万円なら投資と貯金で100万円を捻出します。これは、最初はかなり難しいです。理由は簡単で可処分所得が660万円ほどになっているからです。ここから100万円を捻出すると560万円になります。

実は年収が高い人よりも

年収700万円前後の人の手取りは約530万円になります。収入が300万円も差がありますが、手取りでは130万円しかありません。そうなると年収の10%70万円を貯金や投資をするのはそれほど難しくありません。70万円なら月に5万円ほどになります。100万円なら月に8万円強になります。収入が低い時から収支のコントロールができれば良いですが、中高年になってから収支のコントロールをするのは難しくなります。最大の理由は今までの生活が固定費を変えることで変わる恐怖があるからです。例えば、iPhone15は12万円からになります。携帯電話に求めている機能がiPhone15にあるなら購入を検討しますが、多くの人はその機能を使うことはありません。特に中高年は電話と写真、音楽、動画、本が読むこと、そして、SNSの閲覧が基本的に使い方になります。監督もiPhoneユーザーですが、基本的に使い方は変わっていません。たまに動画を撮る事はありますが、年に1回あるかないかです。

キャリアも大手でなくても実は通信環境は変わりません。そして、基本的に会社と家の往復なら使用する通信量は決まっています。セカンドキャリアでも実質変わりません。仕事で使うなら通信環境は大事になります。ですが、個人で通信環境が関係する人は個人事業主だけです。サラリーマンなら三代キャリアにする必要はありません。お得に使うことが固定費の見直しに大事にあります。夫婦2人で月に10,000万円は下がります。もし、4人家族なら20,000円お節約出来ます。収入が高い人は実は、このような事が起きやすくなります。そして、お子さんも当たり前になってしまいます。

40代から老後の準備を始めれば65歳までに20年以上ある。

固定費の見直しをして、毎月5万円積立投資枠で投資信託を購入して投資期間が20年、期待リターンが5%になると資産はこのようになります。

2,029万円になります。

2000万円あるとこの資産を毎年4%で取り崩していくと年間で80万円になります。元本の2,000万円は、過去の実績から元本が減っていくことがほとんどありません。年間80万円は月に6万円強になります。これは、国民年金とほぼ同じです。

もし、株高の恩恵を受けたいなら

TOPIXに連動する投資信託を検討する必要があります。ただ、日本の株式市場はアメリカとは違い企業が株主に還元していく考えが少ない為、企業は内部留保がメインになっています。これは、政府が公共事業を減らした関係で多くの建設業が倒産していきました。この現状を知っている多くの企業は、自社を守るように考え方が変わっていきました。ですから日本株に連動する投資信託に人気が少ないことの理由になります。アメリカのS&P500に連動するeMaxis slim S&P500を代表する投資信託があります。なぜアメリカなのかというと、アメリカは世界の中で唯一と言っていいほどイノベーションが起きます。日本の場合は有名企業の株や高配当株を購入する方法もあります。

おすすめの方法

ご自身が働いている業界の上場株を購入する事をお勧めします。購入する前に業績をよく調べます。利益をしっかり出しているか。業界に関係する諸問題や課題に取り組んでいるか。事業規模はどうかなど。そして、手数料などのコストも確認していきます。高配当株なら配当金が振り込まれますので、そのお金でご褒美にしても良いと思います。配当金を貯めて旅行にいく人もいます。資産ができる目安ができれば手に入る配当金を自由に使うことも大事になります。

自分がいる業界の株を購入する理由

知らない業界の株を購入しても実感が少ないです。自分がいる業界なら業界の状況がわかります。最初はこのように身近な業界から始めるとリスクが少ないです。株式投資は必ずリスクが存在します。リスクをなくすことは出来ませんが、減らすことは出来ます。その一つの方法がその会社を知ることです。ですから、自分がいる業界の会社の株を購入することを検討する価値があります。

今日の本です。『日本一カンタンな『投資』と『お金』の本』(中桐啓貴著)です。投資信託が中心ですが、投資をするハードルが下がっていきます。

それでは、また明日。

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