こんにちは。監督です。
FP2級の知識をベースに金融リテラシーの向上に貢献していきます。毎日朝7時に更新していきます。
今日のテーマは政治です。今の政権は次の選挙があるまで3年間あり衆議院選挙を行わなければ3年間は国政選挙はありません。このことを黄金の3年間と呼んでいるようです。このことについて考察します。
人は変化を嫌う生き物
人は、仕事も生活においても変化を嫌います。ただ、変化をしないと衰退していきます。魚と一緒で前に進まないと進歩しません。止まると後退します。この変化は進歩という話ではないです。進歩したかは後でわかることです。今を懸命に生きていけば良い変化になっていきます。
監督の感想です。実はバブル崩壊から30年以上経っていますが、日本の政治はほとんど機能していません。理由は簡単です。官僚がデータを検証してその結果を政治家に伝え政治を行います。これは一見効率的ですが、大きな落とし穴があります。人は変化しにくいからです。その典型的な職業が官僚です。官僚の意識が変われば日本は変わっていきますが、今の状況では変わりようがないのです。理由は簡単です。戦後の日本は復興と経済成長を目指していたので大きく変化をしていました。チャレンジをしていたのです。今は、そのチャレンジをすることはないです。現状を維持するための政策をしています。
財務省の力
プライマリーバランスという言葉が出てきたのは2000年の頃だったと思います。まだ、日本は今のように国債の発行額が1200兆円ではなかったので収支のバランスを取ろうという気運がありました。これには伏線があります。バブル崩壊です。1990年初頭のバブル崩壊で日本の家は今までにない変化をしていきました。大手企業の倒産、銀行の統廃合、リストラの開始、終身雇用制度の崩壊、賃金の年功序列の廃止などです。ほとんどサラリーマンの日本の社会は大きく変わっていきます。これは望んで変わったのではなく矯正的に変わりました。その体験から国の財政が赤字になると日本は崩壊していくという幻想を感じていた国民が多いのです。監督もそう思っていました。いわゆる“国の財政を家計に例えると“という文言が多くの国民に受け入れらました。実は、これはあっているようで間違っています。なぜかというと国の国債発行額は国の借金ではありません。日本政府が発行しています。国と日本政府は違うのです。日本国の政治を行うのが日本政府であり国と政府は違います。中華人民共和国(中国)と中国共産党は違うということです。
しっかり認識する必要があります。
国債発行残高が上がっていることは事実ですが、問題は多くの国債を発行しているが日本の景気が良くなっていないことです。これは、政治家の問題なのか財務省や官僚の問題なのか分かりません。ただ、官僚や政治家が変化をしていないのは事実です。
政治家にとっての黄金の3年は国民にとって最悪の3年
予想ですが、よほどのことが起きない限り今の政権はこの状況のまま3年間を過ごす可能性はあります。昔は、ダメな政権は違う勢力に潰されていました。残念ながら、その気持ちがある政治家も少ないです。これも民主党が政権をとった副産物です。残念ながら、今の野党に政権を任せようとする国民はいないでしょう。国会中継やニュースは基本的に野党のポジティブな印象を与えていません。民主党が政権をとった時に多くの国民が日本が劇的に変化すると思ったと思います。例えば、国会議員の定数削減。多くの国民が望んでいました。結果、削減はしていません。なぜ、削減を多くの国民が望んでいるのか。理由は簡単です。政治家は仕事をしていないからです。仕事をしない議員に税金から出ている給料を払う気にならないです。それは、今も同じです。今の仕事なら、450万円が妥当です。理由はこの金額が今のサラリーマンの平均給与だからです。
資産形成と似ています。
民主党が政権交代をして、多くの国民が変化を期待してできなかった。本来できることをしなかった。と国民には映っています。そして、今の自民党も同じです。急な変化は大きなリスクが生じます。議員の削減は議員にも国民にもリスクがあります。今は削減よりも給料をサラリーマンの平均給与に連動すれば良いと思います。そうすれば、給料が上がる政策をします。景気が良くなるのです。
そして、我々は何を学ぶか。
少しでも良いので、昨日よりも今日が変わっていくことを意識していかないと知らない間に違うところにいることになります。それは望んでいるなら良いですが、そうでないなら変わる必要があります。そして、変わることは自分次第です。変化が苦しいと思うか楽しいと思うかは自分次第です。何事も最初は負担がかかります。“大変“という言葉がありますが、監督はこのように解釈しています。大変とは大きく変わること。大きく変わることは大変です。大変と感じることをするかは自分次第です。ただ、変わることは大きくなくても良いのです。少しずつ変わっていけば将来は今とは全く違う場所にいきます。
知らない間に国民の負担は増えていく
健康保険証の改正がニュースになっていました。社会保険料も上がっています。多くの国民は知らないかもしれません。これがこの国の現実です。ですから、自分の生活は自分で守るべきです。健康を害するような仕事や人間関係は解消しましょう。収入が少ないと感じていれば伸びるような業界に移動するか資格を取ってスキルアップをしていきましょう。行動すれば変わっていきます。これも自分次第です。自分が我慢する以外で変わることは大事ですが、他人や会社は変わりません。この国の官僚も政治家も変わりません。
残念な事実です。だから、自分のことは自分で守りましょう。ただ、この国は多くの良い制度があることも事実です。それは活用しましょう。その権利は国民にはあります。
変化をして、明るい未来を自分自身で掴んでいきましょう。
それでは、また明日。
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