年金制度は破綻したら

お金の部屋

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現行の年金制度はどのような制度か

日本の社会保障制度の一つに年金制度があります。ベースになるものが20歳以上の国民が加入する国民年金とサラリーマンと公務員が加入する厚生年金、そして、企業などが作っている企業年金やiDeCoなどあります。年金制度が複雑な理由は名称にあります。年金を払う時は、国民年金や厚生年金、iDeCoや企業年金など名称が多くあります。ですが、支給される時は6種類に増えます。国民年金が基礎年金に、厚生年金はそのまま厚生年金ですが、人生の中で起きることに対応するために3種類に分けられます。老齢基礎年金と老齢厚生年金です、これは65歳以上になると支給される年金のことです。次は、年金を払っている人が亡くなり、その遺族の方が受け取れる年金があります。それが遺族基礎年金と遺族厚生年金になります。そして、障害を持った人が受給できる年金が障害基礎年金と障害厚生年金になります。多くの人は、老齢年金と遺族年金の4種類が関係します。

破綻すると思われているのは

先ほどの基礎年金のことです。現状で1人16,610円になります。支給額は年額で780,900円になります。これは、40年間(480ヶ月)支払った時の金額です。この制度は、破綻すると思われています。そして、払ったら分が戻らないと思われています。実際に、もしこのことが起きるなら日本自体が破綻していることになります。仮に支給金額が減ることがある可能性あります。仮に先程の16,610円を480ヶ月払うと総額で7,972,800円になります。約11年支給されると支払いした分を回収できます。年金制度なので亡くなるまで支給されます。仮に毎月16,600円を投資信託で運用し期待リターンが5%ならこの様になります。約2,461万円になります。4%ルールで取り崩せば年間約98万円になります。

どちらが良いという判断は危険

この例を見ると40年間資産運用すれば、年間で受け取れる金額は高くなります。新型NISAの積立投資枠で運用すれば非課税になります。なら年金を払わないで投資をすれば良いという判断はしません。理由は、国民年金や厚生年金がベースになり、資産運用で受け取れる運用益はその上に積み重ねる物になります。そして、収入を分散化します。サラリーマンなら国民年金と厚生年金、資産運用の運用益や本業や副業などの労働収入です。先ほどの例で国民年金で78万円、資産運用で98万円で176万円になります。年金には課税対象になります。年齢によって違いますが、65歳以上で国民年金だけの収入なら非課税になります。現実的には、厚生年金の支給されるので課税対象になります。社会保険料は引かれます。ですから、年金金額だけにはなりません。これとは別で住居を保有していれば固定資産税がかかります。自動車を保有していれば自動車税なども払います。

もし、破綻をしたら

破綻をしても良いように準備をします。戦略はいくつかありますが、一つは労働や副業による収入です。労働は、限界があります。職種にもよりますが、工場勤務は年齢的な上限があります。営業職はあまり限界はありません。そして、ネットを使った副業が必要になります。これは、すぐに結果が出る必要はありません。50歳から始めて60歳までに収入化が出来れば良いと思います。目標は月に5〜10万円です。ストック型のものなら継続的に収入が入ります。

このように収入の多様化を

収入の柱が多ければ自分の生活を守ることが出来ます。そして、多くの人が不安に思っている『年金制度が破綻』をした時にも対応が出来ます。ですが、破綻をする事はありません。先ほどのお伝えしたように年金制度だけが破綻をすることはありません。日本の経済自体が破綻していきます。もしくは世界経済が新たなルールに変わっています。

老後のお金のベースは『年金』

今の日本の老後のお金の対策は年金がベースになります。国民年金と厚生年金が収入のベースになります。この時に注意があります。夫婦で生活するときは、夫婦の年金を合算していますが、男性が主に収入の大半を賄っているなら女性は国民年金だけ支給されます。ですから、女性の年金は貯蓄をして、男性の年金で生活が出来るように収入を調整する様になります。国民年金は金額は変わりませんが、厚生年金は収入が増えれば支給金額も増えますが、仕事を長期間することで収入を得ることが出来ます。平均的な国民年金と厚生年金の支給額は14万円ほどになります。ですが、これでは足りないので先ほどの資産運用での運用益で年間100万円なら月に83,000程になります。合わせると22万円ほどになります。もし、月に30万円程必要ならあと8万円の収入をつくれば問題が解決されます。副業で月に10万円あれば問題は無くなります。もし、元気であれば、支給年齢を繰り利下げれば支給金額は増えていきます。夫婦で別々に管理をしていきます。これは、どちらかが亡くなった時に効果が出ます。年金を同じ銀行口座で管理をすると亡くなったときに引き落としが出来なくなります。理想は女性の年金は積立NISAで運用する方が効果的です。75歳までの10年間を期待リターン5%で運用すると1,003万円になります。これを4%で取り崩すと年間40万円になります。月に33,000円です。そうなると毎月65,000円と33,000円で98,000円になります。これに男性の遺族厚生年金が3/4が支給されます。約5万円前後になります。合わせると15万円程になります。ポイントは健康で長生きすることが老後の人生を豊かにすることになります。ここを目指していきましょう。

今日の本は『知らないと損をする年金の真実(2022年対応)』(大江秀樹著)です。年金制度を知るには、良い本です。制度を知れば真実が見えてきます。

それでは、また明日。

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