年金の問題(その2)

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こんにちは。監督です。昨日に引き続き、年金の話です。

年金の問題の中で年金制度が破綻しているという話があります。それでは、年金制度はどうなっているでしょうか?

結論は

今現在は年金制度は破綻はしていません。

年金制度について理解をすれば不安がなくなればと思います。

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国民年金の説明です。

国民年金はすべての20~60歳の国民が支払い65歳から受け取る年金制度です。国民年金は最大480か月支払うと年間約¥780,900(65,075円/月)円支払われます。毎月16,610円を積み立てして60歳まで払います。支払いが始まると亡くなるまで支払われるシステムになっています。現状で480か月×16,610=¥7,972,800払います。年間¥780,900支給されるので、11年目以降はプラスになります。

もし、同じ金額を積立をしていると考えていると11年目以降は支給されません。平均寿命が伸びていけばその分受給額は減っていくことになります。これでは年金意味がなくなります。制度が残っていれば長生きをすると得をする制度になっています。逆に早くなくなると積立した年金は支給されません(ただし、扶養家族がいる場合は救済処置があります)。

将来に備えて、年金の一部を資産運用しています。

資産運用は危ないと言われますが、長期運用に適している金融商品が選ばれています。基本的に投資信託で運用していますが一部は株式などでも運用しています。株式相場はリスク商品です。気になる様であれば運用のニュースを気にする方が良いと思います。今の資本主義社会が破綻することがあれば資産運用は意味がなくなります。リスク管理としては考える必要はありますが、現実的には確率はゼロではないですが、低いと思います。

繰上げ支給と繰り下げ支給

国民年金は繰上げ支給と繰り下げ支給という制度があります。65歳から支給されますが70歳まで繰り下げ受給をすると1.4倍(繰上げ支給は60歳から支給される代わりに支給額が70%になります)になるので¥780,900×1.4で¥1,093,260になります。これは一人の額なので夫婦なら倍額になります。約220万円です(2022年の年金改正で繰り下げ支給が75歳までになり、最大1.8倍になります。)

何故、繰り下げ支給を考えたのでしょうか?理由は簡単です。繰り下げ支給をして支払いを遅らせると総額の支給が減らせると考えていると思います。平均寿命は平均なので平均以下でなくなる人もいるということです。国の説明は詳しくは説明しません。あってはいますが正確ではないと言うことです。これは、多くのニュースで使われています。よく内容を確認する必要があります。

実は、破綻よりも問題があります。それは、年金は個人に対して支給されていることです。会社員で専業主婦の夫婦は会社員の方が年金支給後になくなると残された配偶者は国民年金のみになります。この事実を制度として理解する必要があります。

ここまで考えると足りないと言う事実が浮かび上がります。ある年代まではこの制度は継続されます。日本の政治体制が維持される限り、年金制度事態をなくす様な制度の変更は難しいと思います。若い世代の人は時間があるので、資産ができる時間があります。そして、中高年の方は今の年金制度を活用しながら制度が変わっていくニュースを気にして、その都度、自分が準備している老後対策を見直していく必要があります。私も都度発信ができるようにしていきます。

多分、この説明で不安が取り除かれるとは思っていませんが、数字を見ることによってイメージができると思います。そうすれば将来の対策に役立てればと思います。

それでは、また明日。

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