年金の世代間格差

年金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。

年金の話題を目にしたので

敬老の日になるとネットで話題になるのが『年金』です。年金制度が破綻しているという話題は今でも出ます。監督の立場は、年金制度が破綻しているかしていないかではなく、現状の制度で我々が豊かに暮らせる方法を考える必要があります。

年金の世代格差は何か

これは、支払っている保険料と支給されている年金額が世代によって違うという事です。ですが、ここで大事なことは年金は国民年金と厚生年金、企業年金など種類があり、それを全てまとめてしまうとおかしな話になります。厚生年金はサラリーマンが加入している年金の制度で、企業年金は勤めている企業が福利厚生で作っている年金制度です。そして、1992年のバブル崩壊までは、多くの企業で企業年金もあり、厚生年金も収入が上がっていたので年金額も多くなります。わかりやすいのは、国民年金です。日本年金機構のホームページから国民年金保険料の変遷を見るとわかります。リンクを貼っておきます。

https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/hensen.files/hokenryo_hensen.pdf

国民年金機構から引用

この表を見ると最初の保険料は100円と150円になっています。これが現在は16980円になっています。これは、年金制度が現役世代が年金受給世代に支給しているからです。仮に16980円を480ヶ月払った保険料の合計は8,150,400円になります。

老齢基礎年金の平均的な年金額は月額で55,000円になります。年代別に差はありません、差があるのは厚生年金や企業年金、年金基金です。国民年金自体に世代間の格差はほとんどありません。ですが、払っている年金額は高齢者の方が少なく、現役世代の負担は多くなります。この部分に多くの若者は不満があることは事実です。

年金の大事な点

年金制度をなくす事大事の様ですが、もし年金制度がなくなると多くの国民は老後の収入の柱がなくなります。例え、その金額が月に5万から6万円でもです。この金額が受給できるとわかれば足りない分を補填していく事が出来ます。若い人が支払っている保険料をオルカンやS&Pで投資をすればリターンは大きいと言われます。実は試算をすると指摘通りです。ですが、これは試算であって実際はわかりません。日本政府が信用出来るかは別ですが、年金制度があるから支払った年金が支給されます。仮に月に17,000円で期待リターンが5%なら40年間の投資で2,520万円になります。そのままなら816万円です。ですが、この金額を払うと65歳からなくなるまで年金が払われます。

実はこの試算を見るとわかることがあります

年金は受給できる様にして、同じ金額を投資をすると年金として月に68000円支給されて、投資の配当(4%)で年間100万円が入ります。月に83,000円になります。合わせると143,000円になります。このように収入の柱が増えていくと収入は当たり前ですが、増えていきます。

年金制度が破綻する事や、世代間の格差を指摘するよりも早く資産を作ることが大事になります。大きな資産ができれば年金制度の事が気にならなくなります。それは、自分で資産を作る方法がわかり、本当の意味の『お金持ち』になれるからです。

時間を使って資産を増やしていく事を考えていきましょう。

それでは、また明日。

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