就職氷河期世代が取る戦略とは何か

お金の部屋

こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。しばらくの間不定期に更新します(プロモーションを含みます)。

トランプ大統領が関税を梃子にディールをしているため、世界経済が混乱を起こしています。現役世代の大半を占める就職氷河期世代がとっていく戦略とは何か。

それは『人生を楽しむこと』です。

1970年から2000年生まれの年金が低い理由

就職氷河期世代と言われる人が生まれた年です。今の55歳から25歳までの約30年間を指しています。この世代は他の世代と比べて生涯給与が低く、年金の受給額も少ない傾向になります。それは、年金の支給額の計算が理由です。

①国民年金(老齢基礎年金)

 20歳から60歳まで支払っている保険料の金額によって決まります。満額支払うと令和7年では、831,700になっています。支給額は物価の影響が受けるため上下していきます。数年前は78万円でしたので約5万円ほど上昇しています。

②厚生年金(老齢厚生年金)

 サラリーマンが加入する年金制度で計算方法が複雑になります。標準報酬月額をベースに計算していきます。この標準報酬月額は給与から計算していき、年金の金額を出していきます。簡単なイメージとしてこの標準報酬月額が高いと老齢厚生年金の金額が増えていきます(上限はあります)。月収を上げていけば自然と老齢厚生年金が‘増えていきます。

③企業年金

 企業が独自で運用する年金制度でバブル崩壊までは多くの企業は、運用をしていました。年金の3階建て部分です。この部分が大企業が手厚かったので今の高齢者で多くの年金を受給している要因になっています。

①〜③で格差が出ているのは、③です。多くの現役世代で③の企業年金が拡充している企業は大企業が中心になります。そして、401kの登場により一時多くの企業は企業年金をやめてしまいました。近年、大企業は人手不足を解消する一環で企業年金を復活する動きもありますが、これは就職氷河期の世代ではなくこれから就職する人向けです。政府はその代わりにiDeCoを活用して老後の資金計画で活用してほしいと考えています。

転職市場は活況だが、自分に当てはめて考えていく

転職を進めるCMやネット記事など多くみられます。SNSの広告でも年収が増えるようなイメージを出す内容の記事も多く見えます。『お金の大学』でも紹介されていますが、就職活動は自分にとってメリットはあると思いますが、転職自体がメリットがあるわけではありません。本当に自分にとってメリットがあるか考える機会になります。日本人の場合、同じ企業に長く勤めるとメリットがある制度が今はあります。その一つが退職金制度です。ですが、企業の多くはこの制度を減額か廃止にする方向に向かっています。企業が社員を支えるほど余裕がなくなっている現象が現れています。自分が勤めている会社はどうでしょうか。

会社に勤めていてポイントになる時期が3回ほどあります。その一つが新入社員で入社して3年ほどの期間。30歳から40歳になる中堅社員の時期。そして定年退職が見えてくる55歳からの期間です。ここで大事なポイントは企業と社員では、考え方が違う事。誰が判断をするのか。この2点です。会社の規模が大きければ、人事課がありその上に取締役会で決定していきます。中小企業なら社長が判断していきます。もしくは専務など社長に次ぐ権限がある人が決めています。

社員は自分で判断していきます。ここでどの判断が正しいか考えると思いますが、正しいと考えるのは難しいのです。定年になる前に定年後の生活を考えていきましょう。理想の生活を現実の生活との差が出ています。そして、その生活を実現するには、お金が必要になります。よく考える必要があります。ここで私が考えるポイントを紹介します。

現状かそれ以外かです

現状を維持することでわかるのは、収入も生活も想像しやすい事です。再就職することで収入が減っても生活自体はわかりやすいです。それ以外とは、定年退職をして収入の柱がなくなる事です。これは、経験をした事がない人が多いのでしばらくすると不安感を感じる人が多くなります。この不安を感じる為できれば、変わらない選択を選ぶ人が多いのです。ですが、事前に調べるとわかる事があります。それが先ほどの年金です。年金は65歳になると支給される制度ですが、自分がいくら貰えるか事前に『年金ねっと』でわかります。

定年は誰にでも起きるため、いつか『それ以外』の選択やっています。大事なことはどちらでも事前に準備をする必要があると言うことです。準備をしすぎても不安は消えないでしょう。そして、選択したことを『楽しむこと』です。自分の選択に自信を持って、セカンドライフを楽しむ事が、我々氷河期世代が考える事です。

失われた30年と言われた時期に働いているこの世代は、これからも多くの困難が待ち受けています。ですが、『人生を楽しむ』事で人生は豊かになっていきます。それでは、また。

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