こんにちは。監督です。人生のライフイベントに関わるお金、世の中のニュースについての考察を発信しています。国家資格のFP2級を保有してますので、お金などお悩み相談はDMにて受け付けます。毎日朝7時に更新しています(プロモーションを含みます)。
むかしむかし
アジアにある国家では、お金の知識がなくても国民の多くが資産を形成していました。方法は非常に簡単です。高度成長期で給料が右肩上がりで伸びて、社内で大きな損失や失敗、社内権力争いをうまく切り抜けて定年を迎えると見たこともない金額の退職金が振り込まれます。そして、年金も生活をするには十分な金額を得られます。
この国家は日本です
1990年ごろの日本のことを表現しています。インフレが当たり前で多くの国民の給料が右肩上がりで伸びて、銀行の金利も7%前後でした。住宅ローンの金利も高く返済総額が購入金額と同じ金利を払う状況でした。ですが、早く家を購入して返済を済ませれば老後の生活は安泰でした。注目する部分は、この時期の多くの国民は金融リテラシーの『き』の字を知りません。ですが、今の若者よりもはるかに多くの資産を保有出来る可能性があります。これは、政府が狙っていた訳では無く、偶然できた産物です。ですからこの世代の子供達の多くは金融リテラシーを代表するお金の知識がありません。理由はこの世代が監督の世代だからです。第二次ベビーブームの世代で今の人口の中で2番目に多いグループです。競争社会を地でいく世代ですが、この世代以降変化していきます。就職氷河期に入り、長い間経済的に暗黒の時代を過ごしています。
不公平でもなんでもない
バブル崩壊までとバブル以降とでは、同じように仕事をしても総資産に変化が起きます。実際は働き方が変わっていくので大卒で定年までサラリーマンをすれば2億円ほどになります。派遣社員が増加していき、パートやアルバイト、フリーランスなどその契約形態が複数になっていきます。そのため生涯年収に変化が起きています。先ほどのサラリーマンの生涯年収よりも減っていきます。そして、この生涯年収の格差が広がっていきます。他に元からある働き方で、起業家や個人事業主(フリーランス)です。
企業が社員の生涯を守ることができなくなったために、社員は自分で生きていく方法を模索した結果が今のように多様な働き方になりました。経営者の中には、『若者が社員になる事を拒否した』と言っていました。そのように見えるという事だと思います。確かに、一定期間働いてその後に海外に旅行している人もその時期に多くいました。その経験がその後の仕事に活かされれば良い経験になります。本人次第ですが、今までの働き方では出来ない事が出来るようになりその流れが今でも繋がっています。
今を生けていく
バブルの頃を今気にしても時間は戻りません。今の時代を生きて行くための知恵をつけて生きていきましょう。その方法は、金融リテラシーを向上してお金の知識を増やしていく事です。そして、実践をしていけば、「お金」に苦労しない生き方を選択できます。収支のコントロールをして、生活防衛資金と長期投資で資産形成をしていきます。今起きている株価と為替の乱高下は関係ありません。その理由は、短期投資ではないからです。購入している投資信託のほとんどは「オルカン」か「S&P500」連動になっています。非常に優れた金融商品です。投資初心者は、相場が乱高下しても機関投資家のように信用取引もしません。何もしません。それが長期投資なのです。基本に忠実に投資をしていれば、資産は増えていきます。
長期投資は、基本的に決めたルールを確実に実行するだけです。
それでは、また明日。
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