収入が増えたら考えること

お金の部屋

こんにちは。監督です。中高年向けに資産形成や老後の資金に関する情報や経済ニュースを発信してきます。毎日朝7時に更新しています。

この春に収入が増えた方がおられると思います。この時に行う考え方を紹介します。この方法を行うと収入が増えても節約が出来るようになります。

①基本的な考え方

人は収入が増えると自然と支出が増えるようになります。これは、人が怠けている訳ではなく欲がそのようになっています。収入が増えても支出を抑えることが出来、その資金を投資に回せると資産が増えていきます。ポイントは支出を増やさない方法です。支出の中で節約しやすい物は固定費です。固定費をある程度見直して、支出を減らしその分を投資に回せば資産が増えます。

収入が増えた分を支出にしないために、固定費を見直して浮いたお金を投資に回します。余ったお金を使うようにします。お金の使い方は優先順位をつけて使います。ポイントはお金を使うことが問題ではなく使い方の問題です。ネットやCMで過払金やリボ払いで出来た支払いが貯まり払えなくなり、自治体が救済処置があると出ています。それは、金利を高く取っているためにその差額分が返される仕組みです。その情報が、多くの金融機関や情報を使って商売する会社や組織に流れていきます。

話が逸れましたが、このようにお金がコントロール出来れば、収入が増えても使いすぎなくなります。もし、リボ払いなどがあるなら先に返します。これは、大事なことです。金利が高い借金があると資産は増えていきません。先に返します。

まとめるとこのようになります。

今までは、収入が増えた分、支出が増えます。これを、固定費を見直しをしたりして、支出のバランスを調整します。調整した金額を生活防衛資金と投資をするために分けます。残ったお金で生活をします。これが第一段階です。

②行動

考え方がわかると行うことはシンプルです。実際に何をするか。例えば、収入が今年から5%上がるとします。25万円の収入なら、12500円増えます。そうなると265000円になります。ここで、固定費の見直しをします。見直しをする順番はこの通りです。

通信費、住居費、保険、光熱費、あれば自動車などローン。

1、通信費

今使用している状況を把握して、安くなるプランに変えます。ポイントは自分の使用状況を把握します。安さだけなら、格安スマフォプランでも良いです。ただ、ゲームをよくするとか、動画をよく見る人。その場所が屋外なのか、自宅なのかによって通信量は変わります。自宅がWIFI環境があれば通信費はかかりません。そうでないなら大容量の通信費が必要かもしれません。よく検討する必要があります。ネットで出ている情報を参考にしながら検討し変えていきます。目安は一人3000円前後です。

2、住居費

賃貸の方向けです。住んでいる家の家賃が高いなら引っ越しも検討する必要があります。会社の通勤時間も検討が必要です。通勤時間が1時間以上になるなら工夫が必要です。その時間に資格などの勉強をしたり、副業をしたりと有効に使うことも大事です。そうでになら近い場所に住むことも検討です。合わせて、今の会社の給料体系もチェックする必要があります。他社と比較することは大事になります。もしくは家賃交渉も可能です。家賃の値上げを打診する不動産会社がいますが基本的に応じる必要はありません。

3、保険

基本的に生命保険と自動車保険がベースになります。これ以外の保険はほとんど必要ありません。子供がいる方は学資保険はあっても良いと思います。お金がかかる時期になら収入保証の保険は検討の余地があります。日本は公的保険が充実しているため、多くの保険に加入する必要はありません。特に、併用型は必要ありません。貯蓄と一緒のものは特に注意です。

4、光熱費

電気、ガス、水道ですが、出来るのは電気です。ガスと一緒にするとお得になるなら検討が必要になります。ただ、仕組みをよく検討する必要はあります。あと、オール電化を検討している家庭は注意が必要です。エネルギーの高騰で電気代が上がっています。これはリスク配分という観点では問題があります。

5、自動車ローン

自動車を保有していれば金利も含めて検討はあります。買い替えを検討しているなら、新車が良いか中古で良いかは検討できます。資産形成には自動車の保有はよくないと言われますが、コントロールすれば問題がないと思います。保有すると多くのお金が必要になることは理解しましょう。

②のまとめ。以上の固定費を見直しをすれば、今までしたことがないなら月に3〜5万円ほど節約できます。

③結果

支出を見直すとこのようになります。仮に月に3万円であれば265000円から45500円が余裕が出ます。このお金を生活防衛資金と投資に振り分けます。月に45500円であれば年間546000円になります。10年間出来れば546万円になります。もしこのうちの2万円を投資信託で運用するとこのようになります。期待リターンは5%ですで期間は10年間です。元本は240万円です。約310万円になります。10年で70万円増える計算になります。これが20年と40年ならこうなります。20年なら約822万円(元本480万円)、40年なら約3052万円(元本960万円)になります。25歳から初めて65歳には3000万円以上の資産が出来ます。残りのお金は25500円を40年間貯めると1224万円になります。これが貯金と投資の差です。これは、これから収入が定期的に増えても可能な方法です。そして、ボーナスは考慮していません。二人で収入があればこのスピードは倍になります。

中高年では、遅いか。

結論は中高年でも遅くはありません。支出を見直すと生活防衛資金と投資に回せるお金が若い人よりも多く発生する可能性があります。仮に月に10万円出て来れば10年間で約1552万円(元本1200万円)になります。10年間で352万円のリターンです。中高年で収入が毎年35万円増えるのは難しいです。挑戦すれば確実に変わります。

まとめ

収入が増えるこの時期に支出の見直しが出来ると先の人生でお金に困る場面が減っていきます。数年に一度は収入と支出の見直しをしていきましょう。そして、時間をかければ確実に増えていきます。中高年で時間が少なくても行動することで変化していきます。収支のバランスを見直して豊かな生活を目指しましょう。

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