中高年向けのNISA拡充について

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こんにちは。監督です。

中高年向けの資産形成や老後の資金などお金の情報を発信していきます。毎日朝7時に更新しています。

今日のテーマは積立NISAです。

最近のニュースから

ニュースで金融庁や政府がNISA制度の拡充を発表しています。今ある制度を一本化。期間は無制限。投資限度金額が1800万円、年間投資額が最大360万円となっています。これを聞いて、正直年間に360万円も投資できないとか、1800万円は足りないのではなど多くの疑問があると思います。見方を変えて説明します。

現行のNISA制度

現行の制度はこのようになっています。一般NISAは年間120万円まで投資可能。期間は5年間この間の収益は非課税。積立NISAは年間40万円まで期間は20年間でこの期間は非課税です。ですが、積立NISAは実質40年間になります。初年度に投資したものの非課税期間が20年間なので20年後に投資した非課税期間も20年間になります。

どのように変わるか

この制度がこのようになります。仮に年間40万円なら限度額の1800万円まで投資するなら期間は45年間になります。そして、年間40万円を投資しなくても年齢が上がっていくことに投資金額を上げていくこともできます。この45年間は年齢的にはこのようになります。20歳で投資を始めると65歳まで投資ができます。もし、年間40万円で5%のリターンで計算するとこうなります。約6680万円になります。老後資金としては十分です。

中高年の対策は

では、中高年はどうするかです。今までは、収入の10%を資産形成にしていきます。年間40万円以上は別の証券会社で投資信託を購入しますが、これからは積立NISAで十分になります。現金が半年ほどの生活費で仮に200万円でそれ以外を新しい積立NISAで活用できれば投資額が多くなります。投資は金額が多くなればリターンが増えていきます。年間の投資額が50万円になれば45歳から65歳でリターンが5%ならこのようになります。

年間40万円の投資なら1350万円、年間50万円の投資なら1720万円になる可能性があります。その差は370万円になります。投資金額と期間が増えていけばこの金額は大きくなります。

数字にするとわかること

このように計算をすれば、見えてくることもあります。投資はリスクがあるので自己責任になります。仕組みを理解をしてリスク許容度の範囲内で投資をしましょう。うまく制度を活用すれば良いと思います。自分に合った方法で良いと思います。

税制の変更に注意

多くの場合は税制の変更となります。これは現状の20%を変えます。NISAは非課税枠ですが取り崩すと課税対象になります。売買をしなければ課税対象になりませんが、配当は対象になります。その時の対策を今から考えていきましょう。余談ですが、収入が配当で賄っている人はサラリーマンよりも税負担が低いことがあります。もし年収1000万円なら33%所得税と住民税が引かれますが配当所得なら20%です。配当で1000万円をもらうにはリターンが5%なら、2億円必要になります。投資初心者は関係ないように思いますが、ここまで資産が増えていく可能性はあるので収入と税金の関係は気にしましょう。

それでは、また明日。

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